俳優の藤原竜也さんが12月16日、東京都内で行われた福本伸行さんの人気マンガ「カイジ」シリーズが原作の実写映画「カイジ ファイナルゲーム」(佐藤東弥監督、2020年1月10日公開)のプレミアム試写会に出席した。前作から約9年ぶりにカイジを演じた藤原さんは「9年ですからね、早いもんだな」としみじみ。「いろいろ思うところはあったけどGOを出してくれた福本先生や撮りきってくれた監督に感謝しかない」と思いを語った。
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藤原さんは2009年公開の「カイジ 人生逆転ゲーム」、2011年の「カイジ2 人生奪回ゲーム」、そして本作とカイジを演じ続けてきた。「僕自身ここまで長く続く映画になるとは思わなかった。長くやれることができて僕の中で非常に大きな作品、キャラクターになった」といい、カイジの魅力について「いろんな感情をなかなか表に出せない世の中で、カイジはある意味の代弁者。強烈に訴えてくれる」と語った。
また、お笑い芸人がカイジを怪演する藤原さんのモノマネをすることに触れ、「黙認ですよ」と苦笑い。「僕は『床がキンキンに冷えてやがるぜ……!』って言ったことないですしね。先生も書いてないですよね?」と異論を唱えていた。
「カイジ」は、自堕落な青年カイジが友人の保証人となって多額の借金を背負い、命懸けのギャンブルに挑戦する物語。映画は本作で最終章となり、福本さんが脚本に携わってオリジナルストーリーを考案。原作にはない全く新しい四つのオリジナルゲーム「バベルの塔」「最後の審判」「ドリームジャンプ」「ゴールドジャンケン」が登場する。
藤原さんは、新しいゲームは「『ざわ…ざわ…』ですよ、ざわざわしっぱなし」と話し、「これはできないだろうというゲームがある。撮影では福士(蒼汰)君と1日、ずっとじゃんけんしかしていない。(吉田)鋼太郎さんはなぜか量(はか)りに乗っているので注目してほしい」とアピールした。
イベントには福士蒼汰さん、関水渚さん、吉田鋼太郎さん、佐藤監督、原作者の福本さんも登壇した。
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