渋野日向子選手&畑岡奈紗選手:春のアジアシリーズで本格始動 今年のテーマは“進”と“安定”

渋野日向子選手
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渋野日向子選手

 渋野日向子選手、畑岡奈紗選手らが出場するLPGA女子ゴルフツアー春のアジアシリーズ「ホンダLPGAタイランド」が2月20日、「HSBC女子世界選手権」が同月27日に開幕。WOWOWでは両大会を連日生中継する。開幕に先駆けて、今季初戦を迎える渋野選手と、シーズン開幕戦から好調を維持している畑岡選手に話を聞いた。

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 ◇渋野日向子、プレッシャーは「感じていなかった」

 昨年8月の全英AIG女子オープを制覇した渋野選手は、「全英に優勝したことでいろいろな人に知ってもらえたので、1カ月くらいは自分がうまくいかなかった時にイライラしていたこともありました」と振り返り、「でも、その中でも家族やコーチに“今まで通りでいいんだよ”と言っていただけたので、そこからは自分らしくできていました。特に(プレッシャーは)感じていなかったのかな(笑い)、というか(プレッシャーなのかすら)分かっていなかったのかもしれません」という。

 昨年の活躍について、これだけのパフォーマンスができた一番の要因は、「どこでも振りぬけることが自分の良さだと思っています。狭いところでもドライバーを振りぬきますし、全英の12番でワンオンチャレンジもしました。失うものは何もない気持ちで毎試合挑んでいるところがあります。最終日は特に。優勝争いをしていようが、最後まで振りぬく」と説明する。

 このアジアシリーズには畑岡選手も出演する。「予選落ちがないので、4日間のプランをしっかりと立てたいです。それでトップ10に入りたいです。先のことも考えていいスタートを切りたいです」と宣言した。

 ◇東京五輪でも「ライバル」

 また7月末に開催する東京五輪について、畑岡選手は「日向子ちゃんがメジャーを取ったので、(オリンピックでも)ライバルになると思います」と闘志を燃やす。一方、渋野選手は「(ランキングで)今、私の上にいるのは日本人では奈紗ちゃんだけなので、私が目指す人だと思います」と話している。

 さらに「3年くらい前から海外で戦っているので、いろいろな経験からして先輩です。全然レベルが違いますが、いつかは肩を並べてアメリカツアーで一緒に戦っていきたいです。今は奈紗ちゃんが頑張って引っ張ってくれているので、私も負けじと頑張らないといけないと思わせてくれる存在です。アメリカツアーで戦っている日本人選手は少ないので、もう少しレベルアップしてアメリカツアーで活躍したいと思っています」と語る。

 2020年のテーマを聞かれ、畑岡選手は「より安定したプレーを続けられるようなシーズンにしたいので、“安定”ですね」と表し、渋野選手は「今年は“進”。いろいろなことを覚悟していかないといけない年だと思いますし、自分が進化しないといけない年だと思います。2019年は自分が思う以上の成績を残せましたが、自分がもっと高いレベルを求めてそこに向けて自分が進んでいけるように、もっと強い自分になれるように頑張りたい」と誓っていた。

 *……WOWOWでは、LPGA女子ゴルフツアー「ホンダLPGAタイランド」「HSBC女子世界選手権」を連日生中継。「ホンダLPGAタイランド」は2月20日午後1時にWOWOWプライム、21日午後1時、22日午後1時半にWOWOWライブ、23日は午後1時半にWOWOWプライムで放送。「HSBC女子世界選手権」は同月27日午後0時半にWOWOWプライム、28、29日、3月1日午後0時半にWOWOWライブで放送。

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