女優の多部未華子さんが、3月28日にWOWOWで放送される松尾スズキさんの活動を追ったドキュメンタリー番組「ノンフィクションW 松尾スズキ 人生、まだ途中也」のナレーションを務めることが2月14日、分かった。
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番組は、劇団「大人計画」を主宰する劇作家で演出家、俳優、映画監督、小説家、劇場「シアターコクーン」の芸術監督も務めている松尾さんの活動に迫るもの。昨年夏、松尾さんが自ら作、演出、出演、美術、企画、プロデューサーを務め、最小限のスタッフで取り組んだ二人芝居「命、ギガ長ス」のけいこ場に初めてカメラが入り、長期密着取材を行った。
ナレーションの収録を終えた多部さんは、「この舞台のチケットは本当に取れなくて、私は舞台を見に行けなかったんです。なので今回、少しでも携われたような感じがしてうれしかったです」と笑顔。「私は松尾さんの人柄が好きで。たぶん、今回の舞台はお母様のことや、いろんな思いがあってできた舞台だと思うんです。だから松尾さんが何を見て、何を思っているんだろうということに興味がありましたね」と話した。
松尾さんとは、「農業少女」「ふくすけ」「キレイ-神様と待ち合わせした女-」「ニンゲン御破算」といった舞台をはじめ、さまざま作品で一緒に仕事をしてきた多部さん。「松尾さんの作品はグロかったり、エグかったり、汚い表現の言葉遣いもたくさんあるのですが、松尾さんの根底にあるものがとてもロマンチックだと思うんです。見に行く作品でもいつもそう思いますし、自分が出た作品やキャラクターに関してもそう思います。松尾さんはおじさんだけど、とてもロマンチストなんだろうなという印象がずっとあります」と話した。
俳優の松尾さんについては、「松尾さんが役者さんとして舞台に立っている時って、本当に単純にお芝居がとっても上手で。あの誰にもまねできない動きをたくさん……。なんと表現したらいいか分からないですが、摩訶(まか)不思議な動きに目が離せないというか。本当に摩訶不思議な人って感じですね」と話していた。
番組「ノンフィクションW 松尾スズキ 人生、まだ途中也」は、3月28日午後8時45分からWOWOWライブで放送。同日は、「松尾スズキ大特集!」と題し、午後3時20分から松尾さんが作、演出し、生田絵梨花さん、神木隆之介さん、小池徹平さん、鈴木杏さん、皆川猿時さん、橋本じゅんさん、阿部サダヲさん、麻生久美子さんらが出演したミュージカル「キレイ-神様と待ち合わせした女-」なども放送する。
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