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第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第9回「信長の失敗」(3月15日放送)から、女優の木村文乃さんが演じる熙子(ひろこ)が登場する。「初登場が花を散らしながら登場するため、ふわっと妖精のような印象ですが、ちゃんと一武士の隣にいる女性として恥ずかしくないような人間でいなくてはと思いながら熙子を演じています」と明かす木村さんが、役への思いを語った。
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熙子は、光秀の正室となる女性で、美濃の土豪・妻木氏の娘。戦乱に明け暮れ疲弊する光秀の心の支えとなる。木村さんは「熙子は明るい人で、悩みがあってもポジティブに行動していく人です。熙子の一言で場の雰囲気を明るくできますし、演じていてすごく楽しいです」と話している。
光秀役の長谷川博己さんとは2度目の共演で、「長谷川さんの柔らかい雰囲気にのって、明智家として本当の家族のように撮影ができている手応えを感じています」といい、「監督からは、武家の娘で肝が座っている、胆力があることを大事にしてほしいと言われています。ドラマでは生死に関わるお話が多いですが、明智家のシーンはほっこりできる時間になっていますので、ご家族で安心して楽しんでいただけると思います」と視聴者にメッセージを送った。
制作統括の落合将チーフプロデューサーは、「ついに光秀の正妻、熙子が登場です! 駒も京に帰り、帰蝶も運命を受け入れて織田信長のもとへ嫁ぎ、孤独になった光秀のもとに、子供のときの約束を忘れぬ温かい女性・熙子が現れます。木村文乃さんが、時に透明に、時に可愛らしく、柔らかに演じ切ってくれています。この物語の中で常に光秀の横に寄り添う女性は、正妻・熙子だけです。天然系でふんわりしているが、芯は鋼のように強い熙子を、木村文乃さんがどう軽やかに演じ切ってくれるか、楽しみに見守っていただきたいと思います」とコメントを寄せている。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル脚本。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜け、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となる。
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