IT起業家たちの挑戦や苦悩に迫るビジネスノンフィクションを、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾さん主演でドラマ化し、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で配信されている連続ドラマ「ネット興亡記」が、5月27日からテレビ東京の「ドラマパラビ枠」(水曜深夜0時58分)で放送される。
ウナギノボリ
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1990年代に日本の本格的なインターネットの普及と共に次々と現れたIT起業家たちの挑戦や苦悩に迫る日本経済新聞電子版のビジネスノンフィクション。2018年7月に連載を開始し、外伝、完結編を含めると全52回の長期連載となった。今回は、連載から厳選した回を連続ドラマ化。藤森さんは、連載担当の杉山記者を演じる。「Paravi」では毎週水曜に配信中。全5話。
「第1話 ネットバブルの攻防」には、サイバーエージェントの藤田晋社長とUSEN-NEXT HOLDINGSの宇野康秀社長がインタビュー出演。「第2話 インターネットの夜明け」にはIIJの鈴木幸一会長、「第3話 メルカリの野望」にはメルカリの山田進太郎社長、「第4話 逆襲のLINE」には、LINEの出澤剛社長と、舛田淳CSMO(最高戦略・マーケティング責任者)が登場。第5話のサブタイトルは「孫正義とYahoo!」となっている。
藤森さんは、ドラマの出演が決まった時のことを「主演です! というマネジャーの言葉からすぐさまドッキリ企画の何かだ、と思いました」と振り返り、「現実にあって良かったです。ありがたい。本当に……」とコメント。
役作りについては「日経新聞の記者さんって聞いてお堅い感じなのだろうな〜、と思っていましたが、実際にご本人にお会いした時、とても柔和で笑顔がすてきな方だったので、あまりカッチリしなくてもいいのかなあ〜と思いました。でも、取材に関しては誰にも負けない情熱を持っている。そんな男を演じてみようと思いました」と話す。
見どころについては「スマホ、インターネット、当たり前にそれは存在しているけれど、それがどうやって日本に持ち込まれ、普及していったかはほとんどの人が知らない。決して当たり前ではなかった当時の男たちの壮絶な戦いに刮目(かつもく)せよ!」と語っている。
インターネット産業の創世記を彩る起業家たちの物語。そこには知られざる苦難や葛藤がありました。彼らはそれをどう乗り越えてきたのか。経営者は孤独ですが、彼らには必ず志を共にする仲間や先達がいました。あたかも幕末の志士たちが志をたたかわせて、新しい時代を目指したように。日経電子版「ネット興亡記」ではそんな物語を描いてきました。
主人公の杉山記者を演じる藤森慎吾さん。撮影現場ではバラエティー番組などで僕たちがよく知る「チャラ男」とはひと味違う藤森さんがいました。乞(こ)うご期待です!
「ネット興亡記」の魅力は、インターネット創世記に新しいビジネスに挑戦した起業家たちの物語を、人を視点に生き生きと描いていることです。思わず「へえ、知らなかった」というエピソードがちりばめられ、私たちが使っているヤフーやLINE、メルカリなどが登場した裏側に、開発に懸けた熱い思いや起業家たちの意外な交流が存在していたことを知ることができます。今回のドラマ化では、起業家本人の証言も交えながら、記事とは違う新しい「ネット興亡記」をお届けします。
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