名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
3人組声優ユニット「Run Girls,Run!」の初のアルバム「Run Girls,World!」が5月20日に発売された。デビュー曲「カケル×カケル」やメンバー3人が声優として出演するテレビアニメ「キラッとプリ☆チャン」の主題歌のほか、新曲を収録。2017年7月のデビューから約3年の集大成であり、ソロ曲に挑戦するなど、メンバーそれぞれが新たな一面を見せた意欲的な作品に仕上がった。メンバーの林鼓子さん、森嶋優花さん、厚木那奈美さんにアルバムについて聞いた。
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林さん うれしいですね。さまざまな楽曲を歌っていく中で、アルバムを出したい!と自然になっていたので、また一つ夢がかなった!という気持ちです。ソロ曲も入っていたり、アルバムで成長できたところもあります。
森嶋さん ここまで3年間でライブはもちろん、アニメで声優をやらせていただいたり、冠番組やラジオもやらせていただいたり、さまざまな活動をしてきたこのタイミングだからこそ、自分たちらしさを詰め込めました。
厚木さん 支えてくださったファンの方のおかげだと思います。3年とは思えないくらいいろいろな曲を発表させていただき、今のタイミングでアルバムを発表できるなんて! 私たちの歴史が感じられるアルバムになっています。新曲が6曲も入っているのですが、どの曲も今までの私たちとは違う顔だったり、成長を感じてもらえるような楽曲に仕上がっています。いろいろな魅力が詰まったアルバムをリリースすることができて、本当にうれしいです。
林さん 今も一番好きな曲です。歌詞にすごく共感できるんです。もちろんどの曲もすてきで、好きなポイントがたくさんあるのですが、「カケル×カケル」は、私たちが地元から上京して、お仕事を始めた時の気持ちにすごく近くて、毎回ライブで歌う度にその時のことを思い出しますし、歌う度に毎回、初心に帰れるような気がします。最初はこの曲を全力で歌いきる!とにかく頑張る!と歌っていましたが、今は、昔レッスンしていた頃を自然に思い出したり、二人(森嶋さんと厚木さん)の存在をより近くで感じるようになりました。
厚木さん 一番練習してきた曲ですし、練習をしてきた分、思い入れもすごくあって、毎回、ライブで今までの積み重ねを思い出します。すごく大事な一曲ですね。
森嶋さん 今の私にとって「カケル×カケル」は一緒に成長してきた曲だなって思っています。体に染みついています。自分たちとも通じるところもあったり、だからこそこれからももっともっと「カケル×カケル」でいろんな景色を見にいけたら……と思っています。
林さん 3年も同じキャラを演じさせていただくことなんてそんなにないわけですし、本当に純粋にうれしいです。(自身が演じる桃山)みらいが自分の生活の一部にもなっていて、すごくすごく大切な存在です。「プリ☆チャン」とみらいと一緒に成長できている感じもします。
――アルバムに収録されている「プリ☆チャン」の主題歌の中で特に思い入れのある楽曲は?
林さん 私的には「プリ☆チャン」といえば「キラッとスタート」ですね。いろいろなところで歌わせていただいて、いろいろな思い出があります。子供たちが一緒に歌ってくれたり、踊ってくれたりして、そういうのを見たりしていると、「プリティーシリーズ」に携わらせていただいているんだ!という喜びを改めて感じます。
森嶋さん 私も「キラッとスタート」ですね。それに「プリマ☆ドンナ?メモリアル!」も大好きです。アルバムには入っていないのですが、「プリティーシリーズ」の歴史を感じる楽曲です。
厚木さん 私も「プリ☆チャン」といえば「キラッとスタート」のイメージがありますが、「Go! Up! スターダム!」もすごく好きです。ミュージックビデオを撮った時の思い出もあって、ずっとずっと大切にしている楽曲です。声優を目指して頑張ってきたこと、夢や憧れといったキラキラした気持ちを思い出させてくれる曲でもあります。そういう気持ちを忘れずに、届ける側として責任も持ちつつ、思いを届けていきたいと思うんです。
林さん タイトルは「Run Girls,Run!をする」という造語で、タイトル通り今の私たちを表現した楽曲です。上京してきて、これから頑張るぞ!という曲ではなく。私たちが活動をしていく中で、悩んでいること、うまくいかない気持ち、それでも目標に向かって3人で頑張るぞ!という今の私たちの気持ちも表れています。すごくエモいですし、ファンの皆さんも元気が出る曲だと思います。
森嶋さん 改めて自分たちらしさをこの曲で知れたり、理解できるような曲です。今まで応援してきて下さったファンの皆さんもエモい気持ちになれると思います。このアルバムをきっかけに初めて「Run Girls,Run!」を知ってくださった方にも、こういう子たちなんだと感じてもらえるような曲調だったり、振り付け、演出があるので、たくさんの方に楽しんでいただきたいです。
厚木さん 等身大の私たちがすごく詰まった一曲です。「カケル×カケル」もその時の私たちに寄り添った曲ですが、今の私たちを表す曲はなんですか?って聞かれたら「ランガリング・シンガソング」だなって。走るために生まれてきたけど、まだ足りない……ともっと先を目指して走っていきたいという今の私たちの思いや葛藤がすごく表現されていているのが、この曲のよさだなって思います。
森嶋さん ナチュラルな部分があるのですが、結構泥臭く歌ったところもあります。感情を込めて熱く歌ったんです。
林さん そうなんですよ(笑い)。まさか寝るとは思っていなかったんですけど、メーク室にパジャマが4、5着置いてあって、「その中から好きなの選んでいいよ」と言われて、赤いパジャマを選びました。しかも、ほぼほぼすっぴんなんですよ! すっぴんでミュージックビデオに出るなんて……とすごく恥ずかしかったんですけど(笑い)。でも、すごくすてきな仕上がりになっています。
ー-それぞれのソロ曲も収録されています。林さんのソロ曲「りんごの木」はどんな曲ですか?
林さん “どタイプ”の曲です! とにかく早く歌いたいという気持ちになりました。爽やかなロックチューンなので、みんなで手を振りながら盛り上がれる曲だと思います。歌詞がとにかくすてきでして、神々しいロックっぽい曲調で、歌詞はすごく透明感があるんです。少女から大人になる時の葛藤がすごく表れています、2番の出だしの「赤い林檎のような両頬がミルク色になる頃~」という歌詞がすごく好き。ほっぺたが赤く、何事もがむしゃらに頑張っていた子供が、大人っぽくなってくるという成長を歌っていると思うのですが、言葉がすごくすてきなんです。
林さん すごく重なりますね。(作詞の)只野(菜摘)さんが、私のことをすごく見てくださっているんだな……と感動しました。恐縮なんですけど「ひとり濡れて泣く場所だから泥だらけでも歩くたたかれるよりも先に罰してしまうように」という歌詞も重なるところがあって……。すごく刺さりました。私自身がすごく元気をいただけた曲ですし、皆さんも勇気が出るんじゃないかなと思います。同世代の方は、部活に行く前とかにぜひ聴いてほしいですね。
森嶋さん 可愛いです! 聴いてくださる皆さんも「可愛い!」と感じていただければうれしいです。最初に曲を聴いて、この曲がこれから自分の曲になるんだ!とうれしさであふれかえっていました。
森嶋さん せっかくの可愛さを壊したくなかったので、「可愛いとは何か?」を追求してみたり(笑い)。レコーディングを前にそうやって楽曲に向き合いました。レコーディングの時は「可愛いをもっと出していいよ」とディレクションをいただいたこともありました。レコーディングの時もブースの中でファンの皆さんに応援していただきながら歌っている自分の姿を想像して、楽しく歌うことが、私らしさを出せることなんじゃないかな?と思って臨みました
――厚木さんのソロ曲「逆さまのガウディ」は?
厚木さん 一言で言い表すのが難しい楽曲で……。最初に聴いた時に「なんて難しい曲なんだろう!」って思ってしまいました(笑い)。デビューから3年たった今、初めていただけたソロ曲ですし、ファンの方たちには、この曲で私の成長を感じていただけたら、すごくうれしいです。初めて私のことを知る方は「こういう雰囲気の子なんだ」って楽曲の不思議な感じから伝わってくるところもあると思います。本当に私にぴったりの曲をいただけたことがうれしいです。
厚木さん ありがとうございます。Bメロではまさかのラップに初挑戦しています。自分がラップをするイメージがなかったのですが、メンバーからは「ラップを聴きたかった」って言ってもらえて(笑い)。「こんな私もあったんだ!」と新たな扉を開いてくれる曲だなって思います。これから回数を重ねて歌っていけるのが楽しみです。
厚木さん 乙女の複雑な恋心っていうのがテーマなのですが、自分にはそういうところがなくて……(笑い)。少女マンガを読むのはすごく好きなので、好きな人の一言でものすごく落ち込んだり、喜んだりすることもあるんだろうな……と私の妄想で歌いました。
林さん 私たちも皆さんに直接、声をお届できないのが苦しいし、悔しいです。このアルバムで私たちのことを身近に感じていただければうれしいです。YouTubeやツイッターも更新していきたいと思っているので、皆さんにちょっとでも楽しい時間をお届けしていきたいです。
森嶋さん 私も本当に寂しいです。家で過ごしていて、アーティストとしてライブやイベントをさせていただくことは、すごくありがたいことで、ファンの皆さんやスタッフさんたちの支えがあるからこそなんだ……と改めて感じています。これからは、今までよりももっと責任感を意識して、ライブやイベントをやっていこう!という思いが高まっています。
厚木さん ファンの方とお会いできる機会がなく、「こんなにすてきなアルバムができたんですよ」と直接お伝えできないことが悔しいです。でも、今だからこそできるファンの方とのコミュニケーション、思い出の作り方もあるかもしれません。今は、YouTubeなどでも配信をしていますし、この時期だからこそファンの方と一緒の時間を楽しみたいです。一緒に楽しみを見つけていきたいですし、このアルバムも楽しみの一つになればすごくうれしいです。
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2024年12月23日 01:00時点
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