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第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
6月17日放送のNHKの歴史番組「歴史秘話ヒストリア」(総合、水曜午後10時半)は、人気の戦国武将・織田信長を特集する。番組は、近年の研究により、イメージが変化しつつある信長はこれまでどう描かれてきたのか、歴史番組や大河ドラマの秘蔵映像を駆使し、変遷を探る……という内容だ。2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」では、俳優の染谷将太さん扮(ふん)する“童顔丸顔”の信長が、染谷さんの高い演技力と相まって大きな話題となっている。ここでは染谷さん以前に大河ドラマで信長を演じてきた名優たちをおさらいする。
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1963年に始まった大河ドラマで、“戦国もの”とされるのは「麒麟がくる」を含めて20作ある。最初の“戦国大河”は1965年の「太閤記」で、このときは高橋幸治さんが織田信長を演じた。次に信長が大河ドラマに登場したのは、1969年の「天と地と」。同作で杉良太郎さんが信長役を務めると、その後は1973年の「国盗り物語」で高橋英樹さん、1981年の「おんな太閤記」で藤岡弘、さん、1983年の「徳川家康」で役所広司さん、1988年の「武田信玄」で石橋凌さんが“信長俳優”として大河ドラマの歴史に名を刻んだ。
いずれも名優と呼ぶにふさわしい役者ばかり。ちなみに1978年の「黄金の日日」では高橋幸治さんが、1989年の「春日局」(同作は“戦国もの”に含まれていない)では藤岡弘、さんが信長役で“再登板”している。
1990年以降の大河ドラマの“信長俳優”リストに目を向けると、緒形直人さん(1992年「信長 KING OF ZIPANGU」)、渡哲也さん(1996年「秀吉」)、反町隆史さん(2002年「利家とまつ」)、舘ひろしさん(2006年「功名が辻」)、佐久間二郎さん(2007年「風林火山」)、吉川晃司さん(2009年「天地人」)、豊川悦司さん(2011年「江~姫たちの戦国~」)といった名前が並ぶ。改めて振り返ってみると、顔ぶれは実にバラエティー豊かだ。
記憶に新しいのが、2014年「軍師官兵衛」の江口洋介さん、2016年「真田丸」の吉田鋼太郎さん、2017年「おんな城主 直虎」の市川海老蔵さん。「麒麟がくる」で語りを担当している海老蔵さんは、“魔王感”全開の信長として、放送当時話題に……。
今夜の「歴史秘話ヒストリア」では、コーエーテクモゲームスの人気ゲーム「信長の野望」や「三國志」シリーズを手掛けたゲームクリエーターのシブサワ・コウさんも登場。ゲーム開発の裏側を語るほか、「国盗り物語」で信長を演じた高橋さんが、本能寺の変のさなかに発したとされる、最後の言葉の裏に秘められた意味にも迫るという。
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