24 JAPAN:片瀬那奈が謎の美女、でんでんが闇の情報屋役で出演 犬飼貴丈、上杉柊平、柳美稀も

10月スタートの連続ドラマ「24 JAPAN」に出演する片瀬那奈さん=テレビ朝日提供
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10月スタートの連続ドラマ「24 JAPAN」に出演する片瀬那奈さん=テレビ朝日提供

 米ドラマ「24-TWENTY FOUR-」の日本版リメーク作で、唐沢寿明さんが主演を務めるテレビ朝日開局60周年記念連続ドラマ「24 JAPAN」(10月スタート)に、片瀬那奈さん、でんでんさんが出演することが8月24日、分かった。片瀬さんは、色気と大胆不敵な行動で物語をかき乱す“謎の美女”氷川七々美、でんでんさんは闇の情報屋の上州(じょうしゅう)をそれぞれ演じる。

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 柳美稀さん、上杉柊平さん、犬飼貴丈さんの出演も発表された。柳さんは唐沢さん演じる獅堂現馬の誘拐された娘・美有(桜田ひよりさん)の親友・函崎寿々、上杉さんは寿々の夜遊び仲間・長谷部研矢、犬飼さんも同じく夜遊び仲間の鮫島剛を演じる。

 また、裏社会で生きる正体不明の男・神林民三を高橋和也さん、現馬の妻・六花(木村多江さん)と共に美有を捜す、寿々の父・要吾を神尾佑さん、七々美と接触するカメラマン・皆川恒彦を前川泰之さん、ニュースキャスターの山城まどかを櫻井淳子さん、女性総理候補・朝倉麗(仲間由紀恵さん)の義母・磯村滋子を水野久美さん、麗の秘書の秋山昇を内村遥さん、麗を警護するSP(セキュリティーポリス)の責任者・金田一忠を天野慶久さん、現馬らの極秘任務に協力するCTU第2支部の暗号解読係・マイロを時任勇気さんがそれぞれ演じる。

 「24 JAPAN」は、唐沢さんが、オリジナル版のCTU捜査官ジャック・バウアー(キーファー・サザーランドさん)にあたる、獅堂現馬(しどう・げんば)を演じる。オリジナル版のシーズン1をベースに、日本初の女性総理誕生への期待が高まる、総選挙当日の24時間を全24話で描き、現馬がCTUメンバーと共に「総理候補暗殺計画の阻止」という極秘任務にあたる。10月9日から毎週金曜午後11時15分に放送(一部地域を除く)。

 ドラマはテレビ朝日、「ABEMA」、動画配信サービス「TELASA(テラサ)」の共同プロジェクトで制作。「24 JAPAN」で描かれるストーリーの“過去の出来事”が加わった“配信スペシャル版”が「ABEMA」と「TELASA」で配信されることも発表された。また、「ABEMA」では、オリジナル版のシーズン1~4を一挙配信。「TELASA」では、「24 JAPAN」を全話見逃し配信する。

 ◇片瀬那奈さんのコメント(以下原文のまま)

 オリジナル版の「24」は日本でも大旋風を起こし、私の周りは全員見ているという状態でした。でも、私は当時ちょっとあまのじゃくで、すごく気になっていたにも関わらず「こんなにはやっているなんて、出遅れた!」と思って、見たことがなかったんです(笑い)。今回、日本版への出演が決まったのを機に見たら、19年前の作品とは思えないほど、色あせない作品で! 海外ドラマの流行の先駆けとなった作品ならではの醍醐味(だいごみ)があるドラマだな、と感じました。こんなに素晴らしいドラマに関われるなんて、非常に光栄で、純粋にうれしかったです!

 実は、日本版のジャック・バウアーは誰だろう……と想像したときに、真っ先に浮かんだのが唐沢寿明さんでした。唐沢さんはどの作品でも役作りが完璧で、本番ギリギリまで楽しいお話をされるような余裕もある方。唐沢さんとご一緒する現場は、楽しさの中に緊張感もあるので、とても刺激的なんです。でも、今回は残念ながら、現場ではお会いできなさそうで……。もっと近くで唐沢さんを見たかったです!

 私が演じる七々美は物語の冒頭から“すごいことをやってのける人”なので、芝居でもなかなかできないような貴重な経験がいっぱいできますし、ワクワクしています。演じているときは「見てろよ!」という気持ちで、とにかく唐沢さんがキーッとなるような芝居を心がけています(笑い)。「これはもう、一生のうちに二度とできない役かもしれない!」とかみ締めながら、日々演じています。

 ◇でんでんさんのコメント
 
 オファーを受けたときは、世界的な人気シリーズの日本版に参加できて、うれしいなと思いました。ただ、情報屋の役ということで、自分の周りにモデルがいないんですよ。それで、困ったなと。相手のことは知ってるんだけど、自分のことは誰も知らない“謎の人間”を演じるにはどうしたらいいのかなと考えながら、ぼちぼち演じています。あまりしゃべると、謎じゃなくなるので、役の話はこのへんで(笑い)。とにかく今回は(新型コロナウイルスの影響で)実際の撮影に入るまでにけいこする時間がたくさんあったので、今まで出た作品の中で回数的にはベスト3に入るくらい、一人で歩きながらけいこしました。おかげでせりふが自分の体の中に染み込んでいるので、演じていても楽しいですね。

 唐沢寿明さんとは以前、他局のドラマでご一緒したことがあるんですよ。そのときにいい人だなあと思いましてね。「24 JAPAN」の主人公を唐沢さんが演じると聞いて「よく見つけたな!」と。人が良くて、正義感があり、家族思いで……。もうピッタリだと思いましたね! どうやって決めたのか気になりました。

 今回は仲間由紀恵さんとの絡みが多いんですけど、彼女と久々に再共演して「迫力がある女性だなあ」と、以前は感じたことのなかった第一印象を持ちました。今までにない女性の迫力でしたね! 体全体からグッと出る圧みたいなものを感じて、「すごいなぁ。素晴らしい女性だなぁ!」と思いました。今後の撮影も楽しみです。

 ◇上杉柊平さんのコメント

 「24 JAPAN」への出演が決まってから、オリジナル版の「24」を全部見ました。それ以前も深夜の再放送などをポイントでは見ていましたし、“海外ドラマの流行の先駆け的作品”という印象が強かったので、日本版が制作されると聞いたときはビックリしました。なにせオリジナルの「24」は銃社会がベースになっているし、描かれている家族の関係にしても、すごくアメリカ的なドラマだなという印象だったので「日本版はどんな感じになるんだろう!?」と、とても興味が湧きました。

 僕たちが出演するシーンは、第1話から急展開して、その後ずっと緊迫感が続いていきます。でも、舞台裏ではみんな和気あいあいとしていて、ほかの3人が僕だけしてないゲームの話をして、勧めてくれたりしています(笑い)。撮影現場はすごく楽しいです。

 ◇犬飼貴丈さんのコメント

 小学生の頃にずっと、母親と一緒にオリジナル版の「24」にハマって、全シリーズを見ていたんです。「24」は誰もが知っているドラマですし、自分も日本版に出演できると聞いたときは、真っ先に「日本でやるんだ!」って驚きました。しかもそのとき、僕は勝手にCTUのメンバーを演じるつもりになっていたんですよ。それで「おっ、誰だ?」とワクワクしながら話を聞いたら、CTUのメンバーじゃなくて「アイツじゃん(笑い)」と。でも、うれしかったですね!

 実はクランクインの日からいきなり、柳美稀さん演じる寿々とのベッドシーンの撮影だったんです。気まずかったですね(笑い)。僕らのシーンは全編を通して、シリアスな雰囲気が続くので、演じているときはヘビーなんです。でも、撮影の合間はみんなとっても明るい! おかげで何とか心のバランスを保ちながら、撮影に臨めています。

 ◇柳美稀さんのコメント

 オリジナル版の「24」はもちろん見たことがありました。私が見ていたのは要所要所で、フルで見たことはなかったんですけど、そんな中でも「CTUがカッコいいな!」と思っていました。なので、今回の日本版でもCTUのセットの中でお芝居をしたかったんですけど、私が演じる寿々のストーリーは全然違う場所で進んでいくのでかなわず……。今度セットだけ見学しに行こうと思います(笑い)。

 私たちのシーンには銃を構えたりするような「24」感はないんですけど、別の緊張感があるんです。特に、寿々は「ホントやめてほしい!」と思うくらい(笑い)、ずっと追い詰められるんですよ。しかも、撮影初日から犬飼さんとベッドシーンを撮影することになって! ベッドシーンに挑戦するのは初めてだったので、ちょっと照れました。でも、撮影の合間はみんなでゲームの話で盛り上がるなど、とても仲がよくて楽しいです!

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