わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
俳優の玉木宏さん主演の連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐(ふくしゅう)者」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)が、9月15日に最終回を迎える。本作で主人公の竜一を演じた玉木さんと、竜一の双子の弟・竜二を演じた高橋一生さんが、兄弟の関係性や最終回の見どころについて語った。
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ドラマは白川道さんの未完小説「竜の道」(幻冬舎)が原作。玉木さん演じる主人公の竜一と、高橋さん演じるエリート官僚となった竜二の双子が、両親を死に追いやったキリシマ急便の社長・源平(遠藤憲一さん)に復讐していくサスペンス作。
最終回は、源平(遠藤さん)の殺人教唆の証拠を手に入れられず、打つ手がなくなった竜一(玉木さん)は、フリーライターの沖(落合モトキさん)から“矢端竜一”が生きている証拠を突きつけられ、窮地に陥る。さらに竜一は、沖が義妹の美佐(松本穂香さん)にまで近づいたことを知り、ますます焦りを募らせる。
これ以上竜一に危険なことをさせたくない竜二(高橋さん)は、「俺に計画がある」と次の手を持ちかけようとする。しかし、竜一は話を聞くより先に、ある決意を胸に美佐の元へ向かっていた。翌日、異変を感じて竜二が駆けつけると、竜一は衝撃の事実を打ち明け、「もうお前はいらねえ」と、竜二に銃口を向けて……というストーリー。
本作で描かれる竜一と竜二について、玉木さんは「竜一は長男だからこそ、竜二や美佐を守らなければという気負いがすごくある人」と話し、「竜二はアクセルを踏みながらブレーキもかけているような印象があって、いろいろと頭を働かせながら計算高く生きていけるところは双子であっても違う部分」とコメント。「兄の竜一が復讐に突き進むから、そこに寄り添うことを決めている。それはきっと、竜一が言ったことに従うという幼少期からの関係性なのだと思います」と語る。
一方、高橋さんは「『コイツ何をするか分からない』という危うさがある竜一に対して、竜二はあるところは守って、あるところでは攻撃しなくちゃいけないという立場」と説明。物語中盤から2人の焦点がずれていったことや、竜二が「美佐と(霧島家の長女である)まゆみという2人の女性を心の中に置いてしまい、考えがブレてしまった」ことを挙げながら、「そういったズレやブレを乗り越えて、再びフォーカスが合って、『やるぞ!』となった2人の姿を楽しんでもらいたいです」と注目ポイントを明かした。
そして、いよいよ迎える最終回はドラマオリジナルの展開で完結する。玉木さんは「第1話の冒頭が、最終話にしっかりつながっています」と話し、「よくぞここまでちゃんとゴールを作ってくれました」と感慨深げ。「竜一も竜二も一人間だからこそ、もがき、苦しみ、失敗しながらようやく源平にたどり着いた、というところがこの作品のキモだと思います。復讐をする側もされる側も生身の人間で、そんな人間同士がぶつかりあう物語の結末に、最後までぜひご注目ください」と語っている。
高橋さんは、「竜一の竜二や美佐への気持ちや、竜二のまゆみへの気持ちといったさまざまな思いが負荷として乗っかる中で、もう引くに引けない2人の復讐がどのような決着を迎えるのかが見どころです」とコメント。また、玉木さんと同様に「第1話冒頭のシーンについても、『だからこうなったのか!』と思っていただけるはず」とアピールし、「皆さんのリアクションも楽しみです」と期待を寄せた。
最終回は15日午後9時から2時間スペシャルで放送。
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