ゲルニカ:ピカソの名画をもとにした上白石萌歌&中山優馬ら出演の舞台 2021年1月にWOWOWで放送

舞台「ゲルニカ」のメインビジュアル=WOWOW提供
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舞台「ゲルニカ」のメインビジュアル=WOWOW提供

 女優の上白石萌歌さん、俳優の中山優馬さんら出演で9月4~27日にPARCO劇場(東京都渋谷区)で上演された舞台「ゲルニカ」が、WOWOWで放送されることが11月1日、分かった。ピカソの名画「ゲルニカ」をもとに、スペイン内戦下で巻き起こる人間ドラマを描いた作品で、9月24日の公演の模様を2021年1月に放送する。

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 「ゲルニカ」は、2018年読売演劇大賞で大賞および最優秀演出家賞を受賞した演出家の栗山民也さんと、同年、紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した劇作家の長田育恵さんが初めてタッグを組んで描いた群像劇。勝地涼さん、早霧せいなさん、キムラ緑子さんも出演している。

 スペイン北部のゲルニカで、サラ(上白石さん)はいとこのテオ(松島庄汰さん)との結婚を目前に控えていた。しかし、内戦が本格化し、テオは戦いに参加するため姿を消してしまう。そんな中、家を飛び出したサラはイグナシオ(中山さん)というどこか陰のある青年と出会う。さらに、海外特派員のクリフ(勝地さん)とレイチェル(早霧さん)、元領主の妻・マリア(キムラさん)ら、人々のさまざまな思いが交錯する中、戦いは激しさを増し、1937年4月26日、ついに空爆がゲルニカの街を襲う……というストーリー。

 上白石さんは、本作について「自分とは国も生きた時代もまったく違う女の子を演じているんですけど、何か見えない敵と戦わなければいけない、その不安や恐怖にあらがっていかなければいけないという点では、今のコロナ禍の現状とすごく通ずるものがあると思います」と語り、「ご覧になる方も今と重ね合わせて見ていただきたいです」とメッセージを寄せている。 

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