大竹しのぶ:明石家さんまプロデュースアニメで主人公の声優に 「漁港の肉子ちゃん」で「幸せを届けられるよう」

劇場版アニメ「漁港の肉子ちゃん」の主人公・肉子ちゃん(左)と声優を務める大竹しのぶさん(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
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劇場版アニメ「漁港の肉子ちゃん」の主人公・肉子ちゃん(左)と声優を務める大竹しのぶさん(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

 お笑いタレントの明石家さんまさんが企画、プロデュースする劇場版アニメ「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督)で、さんまさんの元妻で女優の大竹しのぶさんが主人公・肉子ちゃんの声優を務めることが3月2日、明らかになった。アニメは、漁港の船に住む肉子ちゃんとその娘・キクコの“奇跡”を描くハートフルコメディーで、大竹さんが演じる肉子ちゃんが登場する特報も公開された。特報のラストには、さんまさんが演じたヤモリが「みてや!」とメッセージを送るシーンも描かれた。劇場版アニメが6月11日に公開されることも発表された。

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 さんまさんは大竹さんの起用について「共同プロデューサーたちが大竹しのぶさんを肉子ちゃん役で推薦してきたので、それならオファーしてみてくださいと。そしたら大竹さんから『(さんまさんが)どうしても私に演(や)ってほしいって言ったんでしょ』と言われたけど、それは言ってない(笑い)。仕事としてお願いするからには正式なルートで依頼してねと伝えたんです。渡辺監督も肉子ちゃんと大竹さんがパチンときたとおしゃっていて、肉子ちゃん役が一番最初に決まった。(今回オファーを)受けてくれてありがたい。頼りにしております」とコメントを寄せた。

 大竹さんは「原作を読み、笑って泣いて。映像を見て、また更に笑って、泣けて。大変な時も、大変なことも『ガハハ』と笑って受け止めちゃう肉子ちゃんを尊敬します。プロデューサーであるさんまさんは、本当に人が笑っている顔を見るのが好きなんだなぁとしみじみ思いました。だから、この映画を作ったんだなと。そこを壊さないよう、みんなにきちんと幸せを届けられるよう頑張ります」と話している。

 「漁港の肉子ちゃん」は、直木賞作家の西加奈子さんの小説が原作。漁港の船に住む母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描く。アニメは「海獣の子供」などの渡辺さんが監督を務め、「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」などのSTUDIO4℃が製作する。1月2日に放送されたさんまさんの冠番組「さんまのまんま」のスペシャル「新春大売り出し!さんまのまんま」(カンテレ・フジテレビ系)で、声優の花江夏樹さんの出演が発表されたことも話題になった。

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