吉川愛:「カラフラブル」でドラマ初主演 板垣李光人の“可愛さ”に注目 女優業は「楽しいから続けられている」

連続ドラマ「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」で、俳優の板垣李光人さんとともにダブル主演を務める女優の吉川愛さん
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連続ドラマ「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」で、俳優の板垣李光人さんとともにダブル主演を務める女優の吉川愛さん

 4月1日にスタートする連続ドラマ「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後11時59分)で、俳優の板垣李光人さんとともにダブル主演を務める女優の吉川愛さん。作品ごとに全くちがう印象を見せる“カメレオン女優”を目指しているという吉川さんが、今作では仕事に夢中になるあまり、自分自身には手を抜きがちなマンガ誌の編集者を演じる。吉川さんに、今作への意気込みや、女優業への思いを聞いた。

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 ◇ドラマ初主演に喜び 「嬉しかった」

 ドラマは、マンガ誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)に連載中の、ためこうさんのコミック「ジェンダーレス男子に愛されています。」が原作。吉川さん演じるマンガ誌の編集者・町田和子(わこ)と、板垣さん演じるメイクやファッションを自由に楽しむ相馬周(めぐる)のキュートなラブストーリーだ。

 高校生時代に出会った和子と周が、5年の時を経て再会するところからスタート。周は再会してすぐ和子に告白。和子は戸惑いながらもお試しで交際することにし、初々しく恋を育んでいく……というストーリー。ドラマオリジナルキャラクターとなる、和子が所属する編集部の編集長・あさひ役を水野美紀さんが演じるほか、有名モデルのキラ役で桐山漣さんが出演する。

 今作がドラマ初主演ということで、「主演をやらせていただけると聞いて、すごく光栄でうれしかったです」と笑顔を浮かべた吉川さん。好きなものに対してまっすぐな和子について、「私はアニメが好きで、アニメのことになると熱くなってしまうので一緒だな」と共感している様子。ただ、美容やファッションについては、どんなときでも「一応ちゃんとしていたいタイプです(笑い)」と話す。

 メークも完璧なファッションショップ店員・周役の板垣さんについて、「可愛い」と話した吉川さんは、「(板垣さんは)透き通っていて。爪の先まで見てしまったんですけど(笑い)、ちゃんと整っていてすごいなって思いました」と振り返る。そんな板垣さん演じる周の可愛さに注目してほしいといい、「板垣さんご本人がすごく可愛くて、周君に寄せていくともっと可愛いです」と力を込める。

 今作を手がける熊坂出監督からは、「自分がやりたいことを自由にやって」と言ってもらっているといい、「めちゃめちゃ楽しいです! (自由ではなく)縛られていると、『こうしよう』と頭で考えちゃって、考えた行動になってしまう。自由にできると、実際に和子として動いたときに感じたものも表現できるので、そのほうが好きです」と楽しみながら撮影に挑んでいる。

 ◇好きなタイプは「尊敬できる人」

 今作は恋愛ドラマということで、好きなタイプを尋ねてみると、映画「ワイルド・スピード」などで知られるジェイソン・ステイサムさんの名前を挙げた吉川さん。「周君と正反対かもしれないんですけど(笑い)。尊敬できるような人がいいですね。『この人いい!』って自慢したくなる人が魅力的」と話す。

 撮影で忙しい日々が続くが、好きなアニメを見たり、音楽を聴いたりしてリフレッシュしている。なかでも、湯船につかることは欠かせないといい、「どんなに朝早くて夜遅かったとしても、10分以上は必ず湯船につかるようにしていて。その時間が、ものすごくリフレッシュになります。その時間が一番好き」と話す。

 湯船につかるときには、台本は一切持ち込まないといい、「(セリフは)お風呂に入る前に覚えて、お風呂入って一瞬飛ばして、出て覚えていたらラッキーみたいな(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに話す。

 ちなみに、2021年のプライベートな目標は「自分磨きを頑張ること」。「自分だけで頑張ってスキンケアをしたりしていたんですけど、今年は他人の手も借りようかなと思いだして。『やったことないこともやってみよう!』って、ネイルサロンに初めて行きました」と明かす。 

 ◇二階堂ふみのような女優に

 吉川さんは、1999年10月28日生まれ。東京都出身。B型。元“名子役”で、2009年放送の連続ドラマ「メイちゃんの執事」(フジテレビ系)などに出演していたことでも知られている。

 近年では、天海祐希さん演じる主人公と対峙(たいじ)する役で見せた怪演が話題となったドラマ「緊急取調室」(2019年放送、テレビ朝日系)や、上白石萌音さん演じるヒロインの同期役を演じたドラマ「恋はつづくよどこまでも」(2020年放送、TBS系)など、数々のドラマ、映画などに出演。NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」に宇野真理役で出演するなど、活躍している。

 「恋はつづくよどこまでも」出演時のインタビューでは、二階堂ふみさんのような、役によって印象が全く違う女優を目標にしていると話していた吉川さん。現在も、その思いは変わらないといい、「いろいろな役をやって、『愛ちゃんだったんだ』って言われるような振り幅をちゃんとできたらいいな」と話す。オファーを受けて「面白い」と感じたら、どんな役でもやりたいと考えているという。

 そんな吉川さんは、女優業について、「楽しくなかったら、たぶん私やっていないです。楽しいから続けられている」と話す。役を演じることによって、自分自身を発見できるといい、「『私、こういうところ共感できるな』とか、『ここはちょっとちがう考えだ』とかいっぱい見つけられるので、そういうところも楽しさの1つかもしれないです。それが一番好きなんだと思います」と話す。

 最後に、吉川さんは「このドラマを見ていると、女性しかわからないことや、男性しかわからないことを教えてくれて、普段見えない相手の気持ちもわかってもらえると思います。私自身もそうだったのですが、勝手に思い込んでいたことや偏見のようなものも見直すきっかけとなったので、そのあたりにも注目して見ていただけたらうれしいです」と視聴者に呼びかけた。

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