石田彰:「フルーツバスケット」草摩晶に「無力さを見た」 テレビアニメ最終章

「『フルーツバスケット』The Final」に登場する草摩晶(左)と声優を務める石田彰さん(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会
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「『フルーツバスケット』The Final」に登場する草摩晶(左)と声優を務める石田彰さん(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会

 高屋奈月さんの人気少女マンガが原作のテレビアニメ「フルーツバスケット」の最終章「『フルーツバスケット』The Final」が、4月5日深夜からテレビ東京ほかで放送されることを受けて、草摩家の当主である草摩慊人の父・晶役の石田彰さんが、コメントを寄せた。石田さんは「草摩晶という視点に立つことで、自分が死んでから起こるさまざまな事柄には、それが自身の意図する形ではなかったとしても、決して関与することができないという無力さを見ることができました」と話している。

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 草摩慊人の母・楝役の折笠愛さんは「愛する人との間に生まれた我が子をいとおしく思わない母などいるのでしょうか……。この楝というキャラクターをどう思いどう演じたらいいのか……。いちずに狂おしく晶を求め、ゆがんでしまった“悲しき女性”として皆様のお耳に届くといいのですが……。ちなみに私、フルーツ大好きです!」とコメントを寄せている。

 最終章第1話のカットも公開され、楝の憎しみあふれる表情や、晶が幼少期の慊人に何かを伝えるシーン、涙する本田透が描かれた。

 「フルーツバスケット」は、マンガ誌「花とゆめ」(白泉社)で高屋さんが1998~2006年に連載。唯一の家族だった母を亡くし、テントで暮らしていた女子高生の本田透が、同級生の草摩由希の家に住み込むことになる……というストーリー。草摩家の人々は、異性に抱きつかれると十二支のもののけに変身する。

 2001年にもテレビアニメが放送された。新作はスタッフ、キャストが一新され、初めて全編がアニメ化される。第1シーズンが2019年4~9月に放送。第2シーズンが2020年4~9月に放送された。最終章が4月5日からテレビ東京ほかで放送される。

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