放課後カルテ
第7話 お前が学校に来ようが来まいがどうでもいい
11月23日(土)放送分
俳優の瀬戸康史さんが、WOWOWで放送されるオリジナルドラマ「男コピーライター、育休をとる。」で主演を務めることが4月28日、分かった。瀬戸さんがWOWOWのドラマで主演を務めるのは初めてで、6カ月の育児休業(育休)を取得した、男性コピーライターの主人公の魚返洋介を演じる。日本社会において、保活(保育所に入れるための活動)・パパ友づくり・育児分担などの難題に四苦八苦しながら奮闘する主人公を熱演する。
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ドラマは、男性会社員による紙媒体の単著としては日本初の育児休業体験記「男コピーライター、育休をとる。」(大和書房)を映像化。コピーライターの男性会社員が体験した不安や奮闘、面白さに満ちた育休の6カ月を、ハートフルコメディーとして描く。ドラマの脚本は、映画「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」などの細川徹さんが手掛け、監督は、劇団「ヨーロッパ企画」の山口淳太さんが担当する。
広告代理店に勤めるコピーライター・魚返洋介は、妻・愛子から妊娠を告げられ、6カ月の育休の取得を決意する。半年という長期間の育休を取得するため、綿密な移行プランを設計し、不安を胸に上司の浜崎に申し出る。娘の誕生に感激するのもつかの間、波乱の日々が幕を開ける。後輩のサポートも、労働時間のルールもない日々を送る中、次第に現実と妄想の境界を見失っていく。保活、パパ友づくり、育児分担など、次々と襲い掛かってくる難題。不器用な苦闘をへて、育休を終えた魚返の前に広がっていた景色とは……という展開。
「男コピーライター、育休をとる。」は7月9日からWOWOWプライムで全6回で放送、同日からWOWOWオンデマンドで全12話を一挙配信する。またWOWOWオンデマンドでは6月25日から第1話、第2話を先行配信する。
瀬戸さん、細川さん、山口さんのコメントは以下の通り。
育休のリアルとはこれなんだと、思い知らされました……(笑い)。育休というと幸せな様子が多く描かれる印象でしたが、この作品は大変さの方にスポットを当てた作品です。そこを丁寧に描くことで、赤ちゃんが笑ったり、赤ちゃんが寝た後に夫婦でくだらない話をしたり、そういった小さな幸せを実感し、かみ締める作品だと思います。
この作品で僕演じる魚返は、最後までそんなに成長はしないのですが、何かに気付く物語です。それは、支えになってくれる存在がいるって幸せなことなのだということや、当たり前かもしれませんが、その人のことを大切に、思い合って生きていけたらということなどです。ご覧になる皆さんにも、この作品を通して何かに気付くきっかけになれたらうれしいです。
このドラマのテーマは「育休」です。「育休」のシーンがあるドラマは、これまでもあると思いますが、ある夫婦の育休のはじまりから、終わりまでの半年、つまり「育休」だけで、作られたドラマは、初めてかもしれません。夫婦に子供が生まれて、生活が変わったり、変わらなかったり、当たり前のことしか出てきませんが、そんな当たり前の素晴らしさと面白さが描ければ良いなと思いながら、脚本を書きました。いい気持ちで、寝る前に見られるそんなドラマになっています。今回、久しぶりに、脚本だけの参加なので、監督の山口さんがどんな演出で、映像にするのか、瀬戸さんが、どう演じるのか、想像しないで、完全に視聴者目線で楽しみにしています!
原作を拝読した時に、「育休を開業しよう」というキーワードを見つけ、素晴らしい発想の転換だと思いました。そして、育休で「お休み」している人を描くのではなく、育児「開業」、ある意味仕事よりも過酷なその「業」をポップに描くドラマにしようと決めました。とにかく笑えて、思いっきり泣ける、だれもが楽しめるエンターテインメント作品に仕上げたいと思っております。見どころは、主演の瀬戸康史さんが、救いようがないぐらい不器用な男を演じてくださっているところ。ぜひご期待ください。
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