今週の激推シネマ:「キネマの神様」 沢田研二&菅田将暉W主演 山田洋次監督が手がける松竹100周年記念映画

映画「キネマの神様」のビジュアル(C)2021「キネマの神様」製作委員会
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映画「キネマの神様」のビジュアル(C)2021「キネマの神様」製作委員会

 MANTANWEB編集部“激推し”作品を紹介する「今週の激推シネマ」。今回は、8月6日に公開された、歌手で俳優の沢田研二さんと菅田将暉さんダブル主演の映画「キネマの神様」(山田洋次監督)を“激推し”する。

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 原作は原田マハさんの同名小説。松竹の前身・松竹キネマ合名社の設立100周年記念で製作された。

 ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田さん)は、たった一つだけ愛してやまないものがあった。それは映画。若き日のゴウ(菅田さん)は助監督として、青春を謳歌(おうか)していた。しかし、初監督作品「キネマの神様」の撮影初日に転落事故で大けがをし、作品は幻となってしまう。半世紀後の2020年、あの日の「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める……というストーリー。沢田さんと菅田さんが二人一役で演じる。

 沢田さん演じる現在のゴウは当初、昨年3月に死去した志村けんさんが演じる予定だった。沢田さんと志村さんは、かつて同じ事務所の先輩後輩という間柄で仲が良く、テレビ番組「8時だョ!全員集合」(TBS系)や「ドリフ大爆笑」(フジテレビ系)、ラジオ番組「沢田研二・志村けんのジュリけん」(文化放送)など共演も多い。

 6月の完成披露舞台あいさつで、菅田さんは「志村さんの本読みの回を見学してから撮影に入ったので、(自分は)志村さんの演じるゴウを想定しての芝居。(だけど)撮り終えてからこういう状態になって……」と回顧。「沢田研二さんの演じたゴウを見た時、どっかで僕は勝手に志村さんを感じた」とも明かし、「他にない映画に間違いなくなっていると思います」と手応えを語った。

 そのほか、人気カーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズの最新作「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」(ジャスティン・リン監督)、俳優の柳楽優弥さん主演で故・三浦春馬さんら共演の「映画 太陽の子」(黒崎博監督)、アニメ「僕のヒーローアカデミア」の新作劇場版「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」(長崎健司監督)が8月6日に公開された。

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