終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
最終幕 隠蔽を許さない…遺品整理人、最後の戦い
12月22日(月)放送分
都知事の命で新設された救命救命チーム「TOKYO MER(トウキョウ エムイーアール)」の活躍を描く「日曜劇場」(TBS系、日曜午後9時)枠の連続ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」。本作では、チームのメンバーが「一人も死者を出さない」というミッションの下、東京都の危機管理対策室と連携を取りながら人命救助にあたる。活動終了後には毎回、危機管理対策室からけが人の数が報告されるが、そのシーンで注目を集めているのが女優の工藤美桜さんだ。「死者は……ゼロです!」のせりふで話題となっている工藤さんについて紹介したい。
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工藤さんは1999年10月8日生まれ、東京都出身の21歳。16歳の時に特撮ドラマ「仮面ライダーゴースト」(2015~16年)に出演し、仮面ライダースペクター/深海マコト(山本涼介さん)の妹・深海カノン役で本格的な女優デビューを果たした。
それから約4年後、20歳で再び“ニチアサ(テレビ朝日系の日曜朝のアニメ・特撮)”に帰還。「スーパー戦隊」シリーズの第44作「魔進(マシン)戦隊キラメイジャー」(2020~21年)でキラメイピンク/大治小夜役を演じ、キラメイグリーン/速見瀬奈役の新條由芽さんと共にダブルヒロインを務めた。
さらに今年、アプリサービス「東映特撮ファンクラブ(TTFC)」で独占配信された、「仮面ライダーゴースト」と「仮面ライダーセイバー」(テレビ朝日系、日曜午前9時)のスピンオフ「仮面ライダースペクター×ブレイズ」では、「仮面ライダーカノンスペクター」に変身。女性で初めてスーパー戦隊と仮面ライダーの両シリーズでヒーローに変身する快挙を成し遂げ、“ニチアサに愛された女優”とも言える存在だ。
そんな工藤さんは、「TOKYO MER」が「キラメイジャー」後初の連続ドラマで、日曜劇場枠のドラマへの出演も初めて。日曜劇場といえば、これまで数々の作品で高視聴率をたたき出すなど、視聴者からの注目度が高いドラマ枠でもあり、同枠への出演をきっかけに認知度を高めていった役者も多い。ニチアサとはまた違った層にアピールできるチャンスをつかみ、工藤さんは“ニチヨル”への華麗なる転身を果たした。
今作で工藤さんが演じるのは、危機管理対策室に勤務する清川標。TOKYO MERチームが急行する現場の状況を分かりやすく伝え、活動をサポートする役どころだ。
工藤さんは役作りのために「撮影前に滑舌を猛特訓しました」と話しており、「最初は緊張でガチガチになってしまったのですが、スタッフさんや大先輩の方々が皆さんとても優しくてすてきな現場だなあと感じています」と撮影現場の様子を告白。都知事・赤塚梓役の石田ゆり子さんは憧れの存在だといい、「お芝居を間近で見て学ばせていただいています」とも語っている。
女優として新たな階段を登った工藤さんの姿を最終話まで見届けると共に、今作を経た彼女がどのような道のりを歩んでいくのか、その成長をこれからも追いかけたい。
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