9月12日に最終回を迎える俳優の鈴木亮平さん主演の連続ドラマ「TOKYO MER(トウキョウ エムイーアール)~走る緊急救命室~」がこのほど、クランクアップを迎えた。最後のシーンを撮り終え、スタッフから花束を渡された鈴木さんは、約5カ月に及んだハードな撮影が無事にクランクアップしたことに安堵(あんど)の表情を見せ、共演の賀来賢人さんらMERチームの仲間たちや演出の松木彩監督らと共に、完走の喜びを分かち合った。
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鈴木さんは「日曜劇場という舞台で、初めての主演だったので僕がみんなを引っ張っていかないといけない。誰よりも自分に厳しく挑まなくてはと、初めはひとり肩に力が入っているような感じでした」と振り返り、「ですが、振り返ってみると自分はMERチームのみんなに支えられ、神輿(みこし)を担いでもらっていたんだとひしひしと感じますし、このメンバーでなければ『TOKYO MER』という作品は完成できなかったと思っています」と語った。
さらに今回医師役を通じて「医療従事者の方々の魂といいますか、本当にすごいものに触れさせていただいた」とコメント。「この作品で僕たちは危険な現場にも飛び込んでいきましたが、現実の世界でも正体の見えないウイルスとの闘いの中で、医療従事者の方々がリスクを背負いながらも困っている人を助け、そしてそれを当然のように仕事としてやられているということに、言葉では言い表せないような尊敬を覚えました」と語った。
最後に「今も過酷な現場で頑張っている人たちの姿を少しでも日本の皆さんに伝えることができたなら、本当にこの作品に携われてよかったなと思いますし、それがいま一番僕にとっての誇りです。ぜひ、今夜放送の最終話まで見届けていただけたら幸いです」と呼びかけていた。
最終話は、午後10時9分までの15分拡大放送。最愛の妹・涼香(佐藤栞里さん)を亡くした喜多見幸太(鈴木さん)は、失意のどん底に。喜多見はMER脱退を告げ、音羽尚(賀来さん)は大物政治家・天沼夕源(桂文珍さん)に逆らえないまま、ついにTOKYO MERの解散が決定しようとしていた。
そこへエリオット・椿(城田優さん)の連続爆破テロで東京中が炎上。多くの負傷者が出るものの、喜多見も音羽も出動せず、ERカーの使用も禁じられてしまう。最大のピンチを迎えたメンバー。しかし、その時、喜多見はある「言葉」に心を震わされ……というストーリー。
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