マイコ:復帰に家族の後押しも 「おかえりモネ」で3年ぶり芝居「熱い思いを呼び戻していただいた」

NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で井上菜津を演じているマイコさん (C)NHK
1 / 6
NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で井上菜津を演じているマイコさん (C)NHK

 清原果耶さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、井上菜津を演じている女優のマイコさん。同じく安達奈緒子さんが脚本を手掛けた2018年の「透明なゆりかご」以来のドラマ出演で、「『おかえりモネ』が産後復帰作ということで、3年ぶりのお芝居だったので、正直手応えうんぬんというよりかは、毎回毎回必死で臨んでいました」と撮影の日々を振り返る。また、「現場でおなかの底からくる悔しさを感じたり、この3年間で忘れていた熱い思いを呼び戻していただいたというのは本当にありがたかったし、うれしかったです」と明かすマイコさんに話を聞いた。

あなたにオススメ

 ◇10年ぶりの朝ドラ デビュー当時のような思いで緊張も

 マイコさんは、東京編がスタートした第10週「気象予報は誰のため?」(7月19~23日)からの登場となった。

 朝ドラ出演は2011年度前期の「おひさま」以来10年ぶりとなったが、「10年ぶりにプラスしてコロナ禍ということで、現場の勝手は全く違っていたという印象を受けましたし、デビュー当時のような思いで緊張もしていました」と話す。

 演じる菜津は、ヒロイン・百音(清原さん)の下宿先の大家で、これまで百音らを温かく見守ってきた。

 「最初の打ち合わせのときに、モネちゃんにとって東京の母のような、姉のような存在であってほしいと言われたので、とにかくほっとできるような、笑顔でいることを心がけました」というマイコさん。

 一方で、3年のブランクからか、「もともと緊張しいではあるのですが、撮影初日は緊張に勝てない自分がいて悔しい思いをしました」とも告白。さらに「菜津さんは、似ている部分を絞り出さないと出てこないような、私とは全く別人格のキャラクター。自分に寄せたり、今までの経験を生かすというより、役に自分から寄っていかないといけないのが難しくて、菜津さんという型を意識しながら、心は敏感でいないといけないというのはチャレンジでした」とも語った。

 ◇家族から「全面的にサポートするよ」って力強い言葉をもらい…

 マイコさんは2019年12月に第1子を出産。前後して女優活動をセーブしていた。

 母として過ごす日々を「毎日毎日こなすのに精いっぱいだった」といい、「おかえりモネ」への出演は、「具体的にいつ復帰するのか、全く考えていない中でいただいたオファーだった」という。

 続けてマイコさんは、「まず最初に思い浮かんだのが、子供の面倒は誰が見るのだろうか、という現実的なことでした。でも家族に相談したら、想像以上に応援してくれて、全面的にサポートするよって力強い言葉をもらえて、背中を押してもらったので、今回チャレンジしてみようと思えたんです」と打ち明ける。

 そして戻ってきた久々のドラマの現場。「たくさんの刺激があって、表現する喜びを改めて感じたので、もっとチャレンジしたいという欲が出てきました。そういったものとは無縁の生活を送っていたので、このような熱い思いを『おかえりモネ』の現場で呼び戻していただいて、私にもこういう感情がまだあったんだって驚いたり。それくらいブランクが大きかった、今の自分に声をかけていただいたことは本当にありがたいことだなって思います」としみじみと語っていた。

写真を見る全 6 枚

テレビ 最新記事

MAiDiGiTV 動画