ぽんぽこ物語:日本初の“連続テレビ映画” Paraviで初配信へ 2018年発見のフィルムを修復

「ぽんぽこ物語-“テレビの原点”秘蔵フィルム復刻レストア特別配信セレクション-」のビジュアル (C)2020「ぽんぽこ物語」DVD委員会
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「ぽんぽこ物語-“テレビの原点”秘蔵フィルム復刻レストア特別配信セレクション-」のビジュアル (C)2020「ぽんぽこ物語」DVD委員会

 1957~1958年にKRT(現TBS)で放送された日本初の連続テレビ映画「ぽんぽこ物語」の全73話のうち35話が、「ぽんぽこ物語-“テレビの原点”秘蔵フィルム復刻レストア特別配信セレクション-」と題して、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で初めて配信されることが11月4日、分かった。

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 本作のフィルムの原盤は、制作した東京テレビ映画社(現TBSスパークル)の倉庫に保管されたまま忘れ去られていたが、2018年11月に発見された。フィルムは劣化が進行しており、1年間かけて丁寧に修復が進められ、配信のために半年かけて入念なデジタル補正を施した。

 「ぽんぽこ物語」は、映画と同様の収録・編集技術で制作された作品で、1957年11月11日~1958年2月22日まで毎週月~土曜日に放送。少女マンガ誌「なかよし」(講談社)の表紙を飾るなど、当時絶大な人気を誇り、後に「アタックNo.1」の鮎原こずえ役などを務めた小鳩くるみさんが主演し、人間に生まれ変わった子だぬきの兄妹・ぽん子(小鳩さん)とぽん吉(栗原眞一さん)の活躍が描かれた。1958~1959年に放送されたテレビ映画「月光仮面」の原作などで知られる川内康範さんが脚本を担当した。

 「ぽんぽこ物語-“テレビの原点”秘蔵フィルム復刻レストア特別配信セレクション-」は、11月11日から配信される。

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