カムカムエヴリバディ:名曲・人気曲の登場まだまだある? 時代は80年代アイドル全盛 わらべや一世風靡も

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第17週の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第17週の一場面 (C)NHK

 上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーは、1980年代へと突入し、第16週「1983」(2月14~18日)では、「H2O」の「想い出がいっぱい」、薬師丸ひろ子さんの「セーラー服と機関銃」、「あみん」の「待つわ」といった当時のヒット曲が流れ、話題となった。2月21日から始まる第17週「1983-1984」でも、“時代を映す”名曲・人気曲の登場に期待がかかる。

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 ◇ヒットチャートを駆け上がったアイドル歌手たち

 1980年代といえば、山口百恵さんの引退と前後して登場した松田聖子さんを皮切りに、アイドル歌手が次々とデビューし、ヒットチャートを駆け上がった時代だ。

 第17週の舞台となる1983、84年は、“花の82年組”と後に呼ばれる小泉今日子さん、中森明菜さん、堀ちえみさん、石川秀美さん、松本伊代さん、早見優さん、「シブがき隊」らがすでにシーンに存在し、「チェッカーズ」(デビューは1983年)がアイドル人気を誇っていたころと一致する。

 なお、“年末の風物詩”日本レコード大賞の「最優秀新人賞」は、1983年が野村義男さん率いる「THE GOOD-BYE」、1984年が故・岡田有希子さんに贈られている。

 ◇わらべ「めだかの兄妹」「もしも明日が…」大ヒット 一世風靡セピアも登場

 アイドル以外に目を向けると、バラエティー番組「欽ちゃんのどこまでやるの!」(テレビ朝日系)から誕生した「わらべ」の「めだかの兄妹」「もしも明日が…」が大ヒットし、柳葉敏郎さん、哀川翔さんらを擁した「一世風靡セピア」が「前略、道の上より」を引っさげ、さっそうと登場したのも1983、84年の出来事だ。

 そのほか、故・村下孝蔵さんの「初恋」、葛城ユキさんの「ボヘミアン」、epoさんの「う、ふ、ふ、ふ、」、杏里さんの「CAT’S EYE」、高橋真梨子さんの「桃色吐息」、飯島真理さんの「愛・おぼえていますか」、「石川優子とチャゲ」の「ふたりの愛ランド」……と“時代を映す”名曲・人気曲はまだまだある。劇中での登場はあるのか、放送を楽しみにしたい。

 ◇第17週「1983-1984」あらすじ ひと夏の経験を経たひなたはついに

 第17週では、条映太秦映画村でアルバイトをしているひなた(川栄さん)は、「破天荒将軍」の撮影現場で女優の美咲すみれ(安達祐実さん)の機嫌を損ねてしまう。大部屋俳優の五十嵐(本郷奏多さん)がひなたを止めようとするが、かえって大きなトラブルを引き起こし、撮影は中断。だが、そんな2人の時代劇愛に心を動かされたすみれは、新たな気持ちで仕事と向き合う。

 そんなひと夏の経験を経て、ひなたはついに自分の進む道を決める。条映太秦映画村に就職したひなたは、すみれの世話をしたり、撮影の見学をしようと群がるお客さんの対応をしたりと大忙し。大部屋俳優の五十嵐は、映画村で扮装(ふんそう)のバイトをしながら伴虚無蔵(松重豊さん)に稽古(けいこ)をつけてもらい、腕を磨く。

 そんな時、テレビ時代劇で活躍する桃山剣之介(尾上菊之助さん)が条映太秦映画村のCMに出演する話が持ち上がる……。

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