海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第13回「幼なじみの絆」が4月3日に放送される。予告編には、前週第12回「亀の前事件」(3月27日放送)で、思いを寄せる八重(新垣結衣さん)の地雷を踏み、「もう放っておいてください」と言い切られた義時(小四郎、小栗さん)が、それでも「八重さんに笑いながら『お帰りなさい』と言ってほしい」と伝えるなど、まだまだめげない姿が映し出されている。
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「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く、予測不能のエンターテインメント作だ。
第12回で義時は、八重の父・伊東祐親(浅野和之さん)と兄・祐清(竹財輝之助さん)の死の真相について、2人の命を奪うよう命じたのは「鎌倉殿(頼朝、大泉洋さん)」だと明かし、「あの方は恐ろしい人です」と八重に伝える。
しかし、八重は「それを私に伝えてどうしたいのですか。私が何と言ったら、あなたは喜ぶのですか」と強い口調で言い返すと、「そんなことは分かっていました」とした上で、「あの方は(息子の)千鶴の仇(かたき)をとってくださったのです。ありがたいことではないですか。違いますか。答えなさい、小四郎」と怒りをにじませ義時を詰問。義時は、余計なことを言ったことに気付くも“後の祭り”で、八重からは「もう放っておいてください」と言い切られてしまう……。
SNSでは、この義時と八重のやりとりについて、「一番、言ってはいけないことを…」「小四郎、八重さんの地雷を踏む」「小四郎、八重さんの地雷しか踏まねえ」「地雷踏み抜きまくり小四郎w」「完全に選択肢ミスったやーつ」などと視聴者は反応。また「恋する女(八重)は怖い」「義時くん、もう八重さんと関わるなや~って言いたい」「八重…大泉洋のどこがそんなにいいんだ?」「父と兄を殺されても頼朝は千鶴丸の仇をとったと言い切る八重の執着心」といった感想も書き込まれた。
第13回では、政子(小池栄子さん)が男児を出産し、頼朝の嫡男誕生に沸く鎌倉であったが、頼朝の浮気が大騒動に発展。激怒した北条時政(坂東彌十郎さん)は伊豆へと戻り、これを比企家の好機と捉えた能員(佐藤二朗さん)は源義経(菅田将暉さん)らに近づく。そんな中、義時は八重のことを一途(いちず)に思い、鎌倉と江間を往復する日々を送っていた。
一方、平家に敗北し再起を図る源行家(杉本哲太さん)は、木曽義仲(青木崇高さん)を頼り……というストーリー。
第11回「許されざる嘘(うそ)」(3月20日放送)の冒頭でも、八重と夫婦(めおと)となる話を本人からきっぱり断られ、声を上げて泣いた義時。そんな義時に対して、盟友の三浦義村(山本耕史さん)は、「男女の仲なんてものはなあ、フラれてからが勝負なんだ」と言い放っていたが、フラれても決してめげない義時の頑張りには、第13回の放送でも注目だ。
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