平家物語:アニメ画集発売へ 美しい背景美術収録 高野文子、松本大洋の展示会も

高野文子さん、松本大洋さんの展示会「TVアニメ『平家物語』高野文子と映画『犬王』松本大洋 キャラクター原案展示」のビジュアル(C)高野文子/「平家物語」製作委員会(C)松本大洋/2021 “INU-OH” Film Partners
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高野文子さん、松本大洋さんの展示会「TVアニメ『平家物語』高野文子と映画『犬王』松本大洋 キャラクター原案展示」のビジュアル(C)高野文子/「平家物語」製作委員会(C)松本大洋/2021 “INU-OH” Film Partners

 琵琶(びわ)法師によって語り継がれた古典が原作のテレビアニメ「平家物語」の背景美術を収録した画集「『平家物語』の彩[いろ](仮)」(HeHe)が6月に発売されることが分かった。ファンの間で「絵画のよう」と絶賛された背景美術をまとめた画集で、美術監督の久保友孝さんと山田尚子監督の対談も収録される。A4判、112ページ。価格は5500円。

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 「平家物語」のキャラクター原案を担当したマンガ家の高野文子さん、劇場版アニメ「犬王」(湯浅政明監督、5月28日公開)のキャラクター原案を担当したマンガ家の松本大洋さんの原案を展示するイベント「TVアニメ『平家物語』高野文子と映画『犬王』松本大洋 キャラクター原案展示」が、4月21日~6月27日に京都国際マンガミュージアム(京都市中京区)で開催されることも発表された。

 アニメ「平家物語」は、作家の古川日出男さんが「平家物語」を現代語訳した「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集09 平家物語」(河出書房新社)がベース。舞台は、平家一門があらゆる面で栄華を極めようとしていた平安末期。亡者が見える目を持つ男・平重盛は、未来が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、「お前たちはじき滅びる」と予言される。びわの視点から、日本が貴族社会から武家社会に転換する激動の15年が描かれる。

 劇場版アニメ「映画 聲(こえ)の形」「リズと青い鳥」などの山田さんが監督を務め、「夜は短し歩けよ乙女」「映像研には手を出すな!」などのサイエンスSARUが制作。吉田玲子さんが脚本、マンガ家の高野さんがキャラクター原案、牛尾憲輔さんが音楽を担当。テレビアニメが1~3月に放送された。

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