金田一少年の事件簿:歴代の“一ちゃん”はどんな人物? 堂本剛、松本潤、亀梨和也、山田涼介の金田一一を振り返る

連続ドラマ「金田一少年の事件簿」のロゴ=日本テレビ提供
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連続ドラマ「金田一少年の事件簿」のロゴ=日本テレビ提供

 天樹征丸さん、金成陽三郎さん作、さとうふみやさん作画のミステリーマンガを実写化した人気シリーズ「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系)。約8年ぶりとなる新シリーズが、連続ドラマとして4月24日にスタートする。本作は名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生の金田一一(きんだいち・はじめ)が、祖父譲りの推理力で難事件を解決する姿を描く物語。今回、一役を務めることになったのが人気グループ「なにわ男子」の道枝駿佑さんだ。同役はこれまでにも「KinKi Kids」の堂本剛さん、「嵐」の松本潤さん、「KAT-TUN」の亀梨和也さん、「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんが演じてきた。新シリーズの放送を前に、歴代の“一ちゃん”こと金田一一のキャラクター像を振り返りたい。

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 ◇初代・堂本剛 ヘタレからキリリと大変身! 一のギャップを確立

 シリーズ初となる1995年のスペシャルドラマ「学園七不思議殺人事件」で主演を務めたのは堂本さん。同年に連続ドラマ第1シリーズ、スペシャルドラマ「雪夜叉伝説殺人事件」が放送され、1996年には連続ドラマ第2シリーズが放送。世帯最高視聴率が29%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を超える人気作となり、1997年には劇場版「上海魚人伝説」も公開された。

 堂本さんによる一は、勉強は苦手だが、実はIQ180の持ち主という原作キャラクターに基づいた設定。ヘタレでお調子者で女性好き。日常生活では幼なじみ・七瀬美雪(ともさかりえさん)の尻に敷かれているが、事件の推理ではキリリと大変身した。

 一つの事件にさまざまなトリックが潜む本格的なミステリー要素に、ショッキングな犯行シーンなど、物語に漂う緊迫感を和らげるために、一によるギャグパートも取り入れられていた。おちゃらけた普段の姿と、推理中の真剣な姿という一のギャップを確立させたといえるだろう。

 ◇2代目・松本潤 初代からクールに変化 容姿も“イケイケ”に

 2代目の一を演じたのは松本さん。スペシャルドラマ「魔術列車殺人事件」と、連続ドラマ第3シリーズが制作された。

 基本的な性格設定にはクールさが加わった印象で、ぶっきらぼうな振る舞いも見られた。美雪(鈴木杏さん)との関係性も変化しており、どちらかというと美雪が一を追いかけているようだった。容姿にも放送当時の“今どき”が反映され、前作に比べるとより“イケイケ”な雰囲気になっていた。

 ◇3代目・亀梨和也 原作と一変! 祖父に劣等感、“チャラさ”も

 3代目の一に抜てきされたのは亀梨さんだ。歴代シリーズで唯一となるスペシャルドラマのみの展開で、2005年に「吸血鬼伝説殺人事件」が放送された。

 人物像も原作からガラリとチェンジ。亀梨さんが演じた一のみ、名探偵の祖父にコンプレックスを抱いている設定で、事件や推理に関しても関心が薄かった。襟足の長い茶髪のヘアスタイルなどシリーズ上最も派手な見た目で、好みの女性にすぐに連絡先を聞いたりと“チャラい”姿も特徴的だった。なお、上野樹里さんが美雪を演じている。

 ◇4代目・山田涼介 思春期真っ盛りの“ザ・男子高生” 初代に“原点回帰”

 4代目を務めたのは山田さんで、2013年に「香港九龍財宝殺人事件」、2014年に「獄門塾殺人事件」のスペシャルドラマが放送。2014年には「金田一少年の事件簿N(neo)」にタイトルを改めた、連続ドラマ第4シリーズも放送された。

 山田さんが演じた一は、とにかくお調子者で、女性に目がない思春期真っ盛りの“ザ・男子高生”。美雪(川口春奈さん)を怒らせる言動も多く、美雪から強烈なビンタを食らうシーンなどもあった。2代目、3代目と一のキャラクターが少しずつ変化してきた中で、初代の一に“原点回帰”していたように思える。

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 シリーズ、時代によってさまざまな一の姿が打ち出されてきた本作。道枝さんが演じる令和版・金田一一は果たしてどんなキャラクターになっているのか。いよいよ始まる新シリーズに期待が高まる。
 
 「金田一少年の事件簿」は毎週日曜午後10時半に放送。初回は30分拡大で午後10時から放送される。

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