海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第17回「助命と宿命」が5月1日に放送され、「一の谷の戦い」における“鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし”伝説は、源義経(菅田将暉さん)による捏造(ねつぞう)だったかのような描写があり、視聴者の関心を誘った。
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一の谷の戦いで平家を敗走させた義経。その活躍ぶりに後白河法皇(西田敏行さん)もご満悦で、丹後局(鈴木京香さん)が「鵯越の逆落とし。崖を馬で駆け下りたそうな」と付け加えると、義経は「それぐらいやらなければ奇襲とは申せません」とここぞとばかりに手柄をアピールするが、“事実”を知る梶原景時(中村獅童さん)は驚きの表情を浮かべる。
場所を変えると、景時はすかさず「法皇様は誤解しておられます。九郎殿(義経)が下りたのは、鵯越ではござらぬ。一の谷と鵯越は全く別の場所」と話を正そうとする。しかし、義経は悪びれず「構わぬ。鵯越の方が響きがいい。馬に乗って駆け下りた方が絵になるしな」と説明。さらに「平三(景時)、歴史はそうやって作られていくんだ」と自らの発言を正当化してみせた。
SNS上では「話を盛っている義経w」「歴史を捏造する九郎」「のっけから悪い顔」「相変わらずサイコパスだな」などと視聴者は反応。さらに「何気に真理なお言葉」「九郎さん、ずいぶんなメタ発言。その通りなのだけど」「歴史はそうやって作られていくんだ。まさにその通りなんだよな。勝てば官軍」「響きや見栄えがいい方が採用される…歴史はそうやって作られて行く…まあそうなんですけどね」といった感想も書き込まれた。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く、予測不能のエンターテインメント作だ。
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