79歳の誕生日を迎えた落語家の桂文枝さんが7月16日、なんばグランド花月(大阪市中央区)で落語家55周年記念独演会を開催。公演には西川きよしさん、林家木久扇さん、桂三度さん、お笑いコンビ「ジャルジャル」も駆けつけ、デビュー55周年と誕生日を祝福した。文枝さんと西川さんが、漫才を披露する一幕もあった。
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2人は「コツコツブラザーズ」というコンビ名で登壇。西川さんは、1カ月ほど前に文枝さんから漫才をしたいと相談があったことを明かし、「何を言うてはるんや、ついにきたかと思いました。ええ施設、紹介しようと思いましたよ」といって会場を沸かせるなど、アドリブを交えながら息の合った掛け合いを見せていた。
西川さんは現在76歳で、文枝さんよりも年下だが、芸歴は60年と芸能界では先輩にあたる。また、西川さんの姉は、文枝さんと同級生だったということも語られた。
漫才を終えた文枝さんは「きよしさんと漫才ができて楽しかったです。電話での稽古(けいこ)も含めて何回か2人で合わせましたが、同じようにしゃべったことは1回もなかったんです。その都度、全然違う方向にいきはるから、私はついていくのが大変でした」と振り返った。
西川さんも「文枝さんの中身の濃い55年の中で一緒に仕事もさせていただいてきましたけど、今日は至福の時でした。隣に(横山)やすしさんを思い浮かべ、文枝さんとの間と呼吸をはかりながら、久しぶりに漫才をやっているなと実感しました」と笑顔を見せていた。