浅野忠信:「24時間テレビ」SPドラマで主演 監督・脚本は劇団ひとり 実在する「無言館」設立の物語

「24時間テレビ」SPドラマで主演を務める浅野忠信さん=日本テレビ提供
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「24時間テレビ」SPドラマで主演を務める浅野忠信さん=日本テレビ提供

 日本テレビ系のチャリティー番組「24時間テレビ45 会いたい」(8月27~28日)のスペシャルドラマ「無言館」の放送が決定し、主演を浅野忠信さん、監督・脚本を劇団ひとりさんが務めることが7月25日、発表された。太平洋戦争で亡くなった画学生(美術学校で絵を学んでいた学生)の作品を展示する「無言館」の開館に向けて立ち上がる、実話を基にした物語が描かれる。

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 「無言館」は長野県上田市に実在する美術館。窪島誠一郎(くぼしま・せいいちろう)さんが集めた戦没画学生の絵が展示されており、戦争を語り継ぐ場所となっている。

 浅野さんは窪島さんを演じ、「無言館」の設立のために全国各地の遺族の元を訪れるが、建設費の問題や遺族からの非難などの壁にぶつかる。さまざまな困難と葛藤を乗り越え、感動の奇跡が待っていた……というストーリーが展開される。

 浅野さんは「劇団ひとり監督と仕事ができるのが本当にうれしいです。監督はとても熱心に芝居を見てくれていろんな可能性を演出してくれるので演じていて面白いです。人生そのものに強い影響をもたらしていたことが分かる内容にも強く感動しています」とコメントした。

 地上波ドラマの監督兼脚本を担当するのは今回が初となる劇団ひとりさんは「撮影は序盤ですが、名優たちの人間味あふれる芝居に魅せられる毎日です。ただうなずくだけで、ただ見つめるだけで、なんと絵になることか。この感動を皆さんと共有できる日を楽しみにしております」と語った。

 「24時間テレビ」の宮崎慶洋プロデューサーは「『無言館』に飾られている作品、戦没画学生が家族や恋人を描いた絵からは、愛する人に『会いたい!』という無言のメッセージを感じました。2022年は世界中の人々が改めて平和を意識した年。当たり前のように過ごしている日常がとても幸せであることが 、このドラマを通じて伝わったらうれしいです」とアピールした。

 ドラマは、8月27日午後9時ごろからの放送を予定している。

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