俳優の寺尾聰さんが、日本テレビ系のチャリティー番組「24時間テレビ45」（8月27～28日）内で放送されるスペシャルドラマ「無言館」に出演することが7月31日、明らかになった。ドラマは実話を基に、太平洋戦争で亡くなった画学生（美術学校で絵を学んでいた学生）の作品を展示する「無言館」の開館までを描く物語。寺尾さんは、主人公・窪島誠一郎（浅野忠信さん）の“バディー”となる洋画家・野見山暁治（のみやま・ぎょうじ）を演じる。

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　「無言館」は長野県上田市に実在する美術館。戦没画学生の絵が展示されており、戦争を語り継ぐ場所となっている。ドラマでは、窪島が全国各地の遺族を訪ね、開館に向けて絵を集める姿を映し出す。監督・脚本を劇団ひとりさんが務める。

　寺尾さん扮（ふん）する野見山は、戦没画学生の絵を見に行こうと窪島を誘い、「無言館」設立のきっかけを与える人物。窪島と共に全国を巡って絵を集める。

　寺尾さんは「劇団ひとり、脚本・監督。2足でも3足でもワラジを履けば良い。そんなヤツはこの世界に何人もいないのだから！　この多才な彼が創り出すドラマに大きな期待が膨らむ」とコメント。

　「俳優・浅野忠信には以前から引かれるものがあった。2人で一つの画面に入ると、何とも不思議な感じがある。相性なのかもしれない。次は時代劇？　刑事物？　やれたらオモシロイかも？　まずは今回のドラマ8月27日放送に、乞う御期待」と話している。

　戦没画学生の遺族や恋人役で大地康雄さん、笹野高史さん、でんでんさん、由紀さおりさん、檀ふみさん、窪島の友人の美術商役で皆川猿時さん、古くなった絵を修復する絵画修復家役で渡辺真起子さんの出演も発表された。若手キャストの出演も決定しているといい、後日解禁される。

　8月27日午後9時ごろから放送予定。