「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された久保帯人さんの人気マンガ「BLEACH(ブリーチ)」の最終章が原作のテレビアニメ「BLEACH 千年血戦篇」が、テレビ東京系で10月10日から毎週月曜深夜0時に放送されることが分かった。追加キャストも発表され、羽多野渉さんが十三番隊に所属する死神・可城丸秀朝、KENNさんがユーハバッハ率いる星十字騎士団(シュテルンリッター)に所属するベレニケ・ガブリエリ、藤原貴弘さんがジェローム・ギズバット、駒田航さんがアズギアロ・イーバーン、濱野大輝さんがリューダース・フリーゲンをそれぞれ演じることが分かった。
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シンガー・ソングライターのキタニタツヤさんがオープニングテーマ(OP)「スカー」、歌手のSennaRinさんがエンディングテーマ(ED)「最果て」を担当することも発表された。EDは、澤野弘之さんがプロデュースする。
キタニさんは「ファンとして『BLEACH』の最終章において聴きたい音楽、またごく個人的には原点に立ち戻り自分の歩いてきた道も振り返るような音楽として曲を作り、あとは祈るように提出しました。そんな曲をこの度、久保先生やアニメ関係者の皆様が選んでくださって、こうして千年血戦篇の一端に作品を添えさせていただけることは本当に誇らしいですし、包み隠さず言えば『マジで生きててよかった……』という気持ちです。あとはファンとしてウズウズ放送を待つだけです」とコメント。
SennaRinさんは「主題歌が決まったと知らされた時、もちろん決めるつもりで意気込んではいたのですが、すぐには信じられず実感がわきませんでした。『BLEACH』連載開始の年が私の生まれ年だったり、劇場版アニメで茜雫という私と同じ名前のキャラクターがいたり、いくつもの偶然が重なりあっていて、こうして『BLEACH』と関わらせていただけることが運命のように感じています」と喜んでいる。
澤野さんは「今回、『BLEACH』のエンディングテーマを制作するにあたって特に意識したのはグルーブとサウンド感です。前半は“静”、後半は“動”というコントラストも強く押し出せればと考えてアレンジし、また音とリズムをハッキリ強調したい考えからエレクトロなサウンドを追求していきました。SennaRinの歌詞とボーカルアプローチが、それらをより強調して世界観を広げてくれたと感じています。新たに始まる『BLEACH』と、今回の楽曲によって新たなパフォーマンスに挑戦するSennaRinがリンクし、すごく有意義な音楽制作になりました。作品の世界と共に、エンディングテーマ『最果て』を楽しんでいただければ幸いです」と話している。
OP「スカ-」が流れるPV第2弾もYouTubeで公開された。黒崎一護や仲間の石田雨竜たちに加え、「千年血戦篇」から登場する行木竜ノ介をはじめとした護廷十三隊、星十字騎士団(シュテルンリッター)のユーグラム・ハッシュヴァルトが登場。現世の虚(ホロウ)を大量に消滅させ、護廷十三隊に宣戦布告をする星十字騎士団との戦が始まる様子が描かれている。
「BLEACH」は、死神の力を身につけた黒崎一護が仲間と共に虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊と戦い、異世界を股にかけた冒険を繰り広げる姿を描いたマンガ。2001~16年に「週刊少年ジャンプ」で連載された。
2004~12年にテレビアニメが放送され、4度にわたって劇場版アニメが公開されたほか、福士蒼汰さんの主演の実写映画が2018年に公開された。同誌の看板作品の一つとして人気を集めた。コミックスの全世界累計発行部数は1億3000万部以上。
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