ちむどんどん:最後は朝ドラらしく大団円も 愛ちゃん、どうした?「誰よりも幸せでいてほしいよ」

連続テレビ小説「ちむどんどん」で飯豊まりえさんが演じる大野愛(C)NHK
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連続テレビ小説「ちむどんどん」で飯豊まりえさんが演じる大野愛(C)NHK

 黒島結菜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(月~土曜午前8時ほか)の最終回(第125回)が9月30日に放送された。半年にわたって繰り広げられてきた、沖縄料理に夢をかけるヒロイン・暢子(黒島さん)と、暢子を含む強い絆で結ばれた4兄妹の、笑いと涙の物語も、ついに完結した。

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 同回では、体調が急変し、倒れた歌子(上白石萌歌さん)の回復を祈るため、暢子(黒島さん)、賢秀(竜星涼さん)、良子(川口春奈さん)が海へ向かう。海の向こう「ニライカナイ」の亡き父・賢三(大森南朋さん)に「おとーちゃーん!」「歌子を助けてちょうだい!」と口々に呼び掛ける。

 すると、ニライカナイの賢三から「暢子。大丈夫、見ているからよ。まくとぅそーけー、なんくるないさー。大丈夫」とメッセージが届く。同じ頃、意識がもうろうとしていた歌子も「お父ちゃん……」と目を覚ます。

 そこから、時は流れ「202X(令和X年)」に。暢子の店「やんばるちむどんどん」も営業を続けており、暢子も変わらず働いていた。暢子には孫もおり、「おばぁ!」と呼ばれる年になっていた。

 歌子も無事で、「この10年風邪も引いてないさ」と元気だった。ある日、店で優子(仲間由紀恵さん)の誕生会が開かれ、そこに賢秀・清恵(佐津川愛美さん)夫妻、良子・博夫(山田裕貴さん)夫妻、歌子・智(前田公輝さん)夫妻がそれぞれの家族を連れてやってくる。暢子・和彦(宮沢氷魚さん)一家も集結。比嘉家4兄妹は、大家族になっていた。4兄妹で昔の歌子の危機を振り返り、賢秀は「海でお父ちゃんにお願いしたおかげで、助かったわけさ!」と話した。

 みんなで優子に「ハッピーバースデー」を歌っていると、暢子には一瞬、賢三の姿も見えた。そして、ナレーションで4兄妹それぞれの近況が判明。

 「賢秀は、清恵と共に猪野養豚で地道にコツコツ豚を育て続け、昔、家族に借りたお金はすべて倍にして返し終わりました」

 「良子は、夫婦そろって校長まで勤め上げ、銀婚式には海外旅行へ行く夢を、ようやく果たしました」

 「歌子は、民謡歌手としてたくさんレコードを出しました。そして、子どもたちに唄三線(うたさんしん)を教えています。智は歌子の歌手活動を支えています」

 「和彦は、念願だった沖縄の本を出版し、民俗学分野でその功績を称えられ、沖縄の文化を発信し続けています。暢子の『やんばるちむどんどん』は大繁盛。今日も料理三昧の日々を送っています」と――。

 ある意味「朝ドラらしい大団円」となったが、一方で、和彦の元フィアンセの“愛ちゃん”こと大野愛(飯豊まりえさん)の再登場はなく、近況も不明のまま。新聞社の同僚であった和彦と6年交際し、結婚間近だったが、和彦が暢子を思っていることに気づき、身を引いた愛。その後、夢を追ってパリ支局に転勤していたが……。

 SNSでは「そういえば、愛ちゃんは?」「で、愛ちゃんどうした(笑)」「愛ちゃんのその後だけ全く情報無しなのが気になる」「愛ちゃん、元気かなぁ」「最後に幸せになった愛ちゃん見たかったなぁ」「愛ちゃんには誰よりも幸せでいてほしいよ、、、」といった声が次々と上がっていた。

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