小田茜:「間違いなく私の代表作」20年前の主演ドラマ「ピュア・ラブ」への思い 続編を再放送

20年前の主演ドラマ「ピュア・ラブ」について語った小田茜さん
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20年前の主演ドラマ「ピュア・ラブ」について語った小田茜さん

 1990年の「第4回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞し、現在はヨガインストラクターとしても活躍する女優の小田茜さん。2002年に放送された主演ドラマピュア・ラブ」(MBS)が昨年12月にCS放送のGAORAで放送されると、視聴者から「懐かしい」「続編も放送してほしい」という要望が殺到し、続編「ピュア・ラブII」(同年)が10月3日から同局で放送されることになった。「間違いなく私の代表作となる作品に巡り合えた」と語る小田さんに、撮影当時のエピソードや「ピュア・ラブ」への思いなどを聞いた。

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 ◇20代前半で主演「転機に」

 「ピュア・ラブ」は、病魔におかされながらも前向きに生きていこうとする小学校教師の麻生木里子(小田さん)と、彼女を見守る禅寺の修行僧の陽春(猪野学さん)とのプラトニックラブを描き、当時、女性層を中心に多くの支持を集めた。

 小田さんは、今作について「当時は20代前半で、年齢的にも若かったんですけれども、間違いなく私の代表作となる作品に巡り合えたわけですよね。そこで一つ、女優としての何かを確立できたという。それぐらいの作品に巡り合えて、もう間違いなく転機になったというのはあります」としみじみ語る。

 「それまでも、いろいろな舞台やドラマなど、数々のお芝居の仕事をさせていただいてたんですけれど、シリーズ化されて、一つの役を深掘りして、長い年月をかけて演じるという経験は『ピュア・ラブ』が初めてだったので、そういうふうに作品と向き合わせていただいたのは感謝です」と語る。

 昨年、第1作がGAORAで放送されると、多くの視聴者から続編の放送の要望があったことについて、小田さんは「本当にうれしいです」と笑顔を見せ、「20年たっているのに、『ピュア・ラブ』を覚えてくれていたということもそうですし、20年たってからも、また見て感動してもらっているわけですよね。こんなにありがたいことはないですね」と感謝する。「20年という時を経ても、皆様に愛される作品に巡り合えたというのは、本当に喜びしかないです。財産ですね」と感慨深げに語る。

 ◇相手役・猪野学とはあまり話さず その理由は?

 ドラマの収録当時について、覚えていることを聞くと、「陽春と木里子のピュアな感じを崩さないでほしいということで、陽春役の猪野さんと私は、あんまり撮影中、お話ししなかったんですよ。新鮮さがなくなってしまうからということで」と明かす。

 「猪野さんは、撮影中は確か断酒をされて、かなりストイックに役にのめり込んでいて。私は小学校教師役だったので、そこまでストイックに役にのめり込むということはなかったですけれど、基本的に陽春さんとの関係というか、あまり撮影以外のところでベタベタしないようにということで注意を払って、撮影に挑んでいたというのはあります」と振り返った。

 また、「このドラマには『生きるとは……』とか、『死とは……』とか、そういったテーマも織り込まれています。それだけではなく、陽春さんがお坊さんということもあって、生きていく上での教訓じゃないですけれども、そういったメッセージも織り込まれていた」という。

 「皆さんそれぞれにいろいろ感じ方はあると思うんですけど、見ていて毎回、為になることとか、何か学びがあるんじゃないかなと思います。結構深いメッセージ性も込められているので、そのあたりも見逃さないように、ドラマを見ていただけたらうれしいですね」と、続編の再放送に向けてアピールした。

 「ピュア・ラブII」は全40話。GAORAでは第1話を10月3日午前10時半、第2話を4日午前 10時半、以降は2023年2月下旬までの毎週月・火曜に放送する(年末年始を除く)。

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