電子書籍販売サイト「ebookjapan」のマンガ賞「ebookjapanマンガ大賞2023」の受賞作が発表され、「デザート」（講談社）で連載中のやまもり三香さんの「うるわしの宵の月」が大賞に選ばれたことが分かった。2位は「週刊ヤングマガジン」（同）で連載中のさの隆さんの「君が獣になる前に」、3位は「FEEL YOUNG」（祥伝社）で連載中のma2（マツ）さんの「私たちが恋する理由」だった。「ゲッサン」（小学館）で連載中の紺野アキラの「クジマ歌えば家ほろろ」が書店員賞に選ばれた。

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　「ebookjapanマンガ大賞」は、ebookjapanの書店員が「いま最もおすすめしたい20作品」を選出し、その中からユーザーの投票により大賞を決定する。第1回は山崎将さんの「歯医者さん、あタってます！」、第2回は松本直也さんの「怪獣8号」が大賞に選ばれた。第3回となる今回の選考対象は、2020年12月1日～2022年11月31日にコミックス第1巻が発売・配信された作品で、2022年12月23～今年1月15日にユーザーの投票を受け付けた。

　大賞に選ばれた「うるわしの宵の月」は、2020年から「デザート」で連載中のマンガ。容姿端麗で周囲に「王子」と呼ばれる女子高生・滝口宵と、同じく「王子」と呼ばれる男子高生・市村先輩の恋を描く青春ストーリー。コミックスが第5巻まで発売されている。

　◇ebookjapanマンガ大賞のノミネート20作品（敬称略、作品名50音順）

　「うるわしの宵の月」（講談社）やまもり三香▽「株式会社マジルミエ」（集英社）岩田雪花、青木裕▽「君が獣になる前に」（講談社）さの隆▽「きみの横顔を見ていた」（講談社）いちのへ瑠美▽「クジマ歌えば家ほろろ」（小学館）紺野アキラ▽「サンダー3」（講談社）池田祐輝▽「しあわせは食べて寝て待て」（秋田書店）水凪トリ▽「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」（スクウェア・エニックス）地主▽「すだちの魔王城」（講談社）森下真▽「スノウボールアース」（小学館）辻次夕日郎▽「住みにごり」（小学館）たかたけし▽「多聞くん今どっち！？」（白泉社）師走ゆき▽「ドキュンサーガ」（KADOKAWA）いとまん▽「日本三國」（小学館）松木いっか▽「ひかえめに言っても、これは愛」（講談社）藤もも▽「光が死んだ夏」（KADOKAWA）モクモクれん▽「矢野くんの普通の日々」（講談社）田村結衣▽「黄泉のツガイ」（スクウェア・エニックス）荒川弘▽「ルリドラゴン」（集英社）眞藤雅興▽「私たちが恋する理由」（祥伝社）ma2