タレントの柳沢慎吾さんが、4月19日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」（テレビ朝日系）に出演。若山富三郎さん、萬屋錦之介さん、松方弘樹さんといった「昭和の大スター」とのエピソードを語った。

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　柳沢さんは現在61歳。26歳の時に、松方さん主演のテレビ時代劇「名奉行 遠山の金さん」に同心役で出演し、とてもかわいがってもらったという。

　若山さんが「遠山の金さん」にゲスト出演した際、柳沢さんは「チース！」とあいさつしてしまい、楽屋に呼び出された。若山さんは一言も発さず、20分間、柳沢さんの顔をにらみ続けたという。そこに松方さんがやってきて「こいつ柳沢慎吾っていって、今『遠山の金さん』に出てもらってるんですよ」と説明した。すると、若山さんは「分かってるよ。だから今、話してたんじゃねぇか」と返した。柳沢さんは「一言も会話してないんですよ」と苦笑い。

　錦之介さんと初めて出会った際のエピソードも披露。柳沢さんが錦之介さんの楽屋へあいさつへ出向くと、メーク中の錦之介さんと鏡越しに目が合った。迫力あるたたずまいに緊張しながらも柳沢さんがあいさつをすると、「よろしく！　弘樹ちゃんから聞いてる」と明るく返してくれたそう。柳沢さんは「声高いなー！」と、そのギャップに驚いたと語った。

　松方さんと錦之介さんの共演シーンの撮影では、夏でも汗をかかない松方さんが緊張のあまり汗だくになっていたという。柳沢さんは「（松方さんは）2行のセリフなのに4回か5回NGを出していた。あんなの初めて見ましたもん」と振り返った。

　最後に、柳沢さんは「（昔のスターは）個性があって、共演しててすっごい楽しかったですね。『違うな』と思った。それが、今の僕よりは皆さん年下なんですよね。あの時代に戻りたいですね。昭和にもう一度」と笑顔を見せた。