アニメ化、ドラマ化もされた神尾葉子さんの人気少女マンガ「花より男子」（集英社）が、「最も多く発行された単一作者による少女コミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定された。同作は、コミックス全37巻、完全版コミックス全20巻が発売されており、累計発行部数は5940万9000部（電子版含まず）を突破している。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　同作は、連載開始から30周年を迎えており、作者の神尾さんは「『花より男子』が始まって30周年という節目の年に、ギネス世界記録に登録することができ、大変うれしく思っています。ここまでたくさんの読者の方々に支えられたからこその記録だと思ってます。本当にありがとうございます」と感謝。初の展覧会である「誕生30周年記念 花より男子展 -Jewelry BOX-」が4月19日から松屋銀座（東京都中央区）で開催されており、「4月から初めての原画展を開催していただくことになりました。ぜひつくしやF4に会いに来てください！」とメッセージを送った。

　「花より男子」は、「マーガレット」（同）で1992年～2003年に連載された。庶民の牧野つくしが、裕福な生徒ばかりが通う名門私立高校・英徳学園を牛耳るイケメン4人組・F4のリーダーの道明寺司とぶつかり合いながら奮闘する姿を描いた学園ラブストーリー。1996～97年にテレビアニメが放送されたほか、2005年、2007年に俳優の井上真央さん主演でテレビドラマ化された。電子版を含む国内のコミックスの累計発行部数は6100万部以上。

　新シリーズ「花のち晴れ～花男 Next Season～」が、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ＋（プラス）」で2015～19年に連載され、テレビドラマ化もされた。