良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)に武田信玄役で出演している俳優の阿部寛さん。阿部さんにとって「どうする家康」は、14年ぶりの大河ドラマで、「前回出演した大河ドラマ『天地人』(2009年)では上杉謙信を演じたので、今回その宿敵である武田信玄を演じるのは感慨深いものがありました」といい、「あの頃からあっという間に14年たっていて驚いていますが、この14年間で培ったさらに深いものを出し切って、信玄としての役目を果たしたいと思っています」と意気込みを口にしている。
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当時から抱いている信玄の印象は、「とにかく謙信と共に最強の武将。戦略家で『戦は勝ってから散るものぞ』というように、戦の前から綿密に手を打ち、知略の面でも抜群に頭がキレる人」だという。
一方で「諸説あるようですが、父親からも愛情を受けられない不遇な時代があり、その後、若くして父親を甲斐から追放もしているので、相当な苦労があったと思います」と思いをはせ、「その苦労した時代があったからこそ、民を含め、人の気持ちも分かる人でもあったのでしょうし。人としての強さも優しさもあり、それが多くの人々を惹(ひ)きつける力となったのだと思います」と結論付けた。
また「武田勢は、信玄だけでなく、息子・勝頼をはじめ穴山梅雪、武田四天王の一人・山県昌景など最強の仲間がいたことも大きな力でした」と話していて、「今作でも、チーム武田として、家康が勝手にびびってしまうほどの圧倒的に余裕ある雰囲気を醸し出せたらいいなと思っていますが、皆さんと一緒に芝居をする中で、自然とその空気も作り出せたのかなと思っています」と手応えをのぞかせていた。
「どうする家康」は一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語で、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」(共にフジテレビ系)シリーズなどの古沢良太さんが脚本を担当。新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く、スピード感あふれる波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント作となる。
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