鬼滅の刃 刀鍛冶の里編:不死川兄弟の悲しき過去 実弥の笑顔に号泣 “実弥”関智一、“玄弥”岡本信彦が幼少期を熱演

「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第6話「柱になるんじゃないのか!」の一場面(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第6話「柱になるんじゃないのか!」の一場面(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の新作テレビアニメ「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第6話「柱になるんじゃないのか!」が、フジテレビ系で5月14日に放送された。第6話では、主人公・竈門炭治郎と同期の鬼殺隊士である不死川玄弥(しなずがわ・げんや)、玄弥の兄で風柱の不死川実弥(さねみ)の過去が明かされた。

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 第6話は、玄弥が上弦の肆の鬼・半天狗の5体目の分裂体を追うシーンが描かれた。手ごわい5体目に苦戦する中、玄弥は後ろから分裂体の積怒(せきど)に狙われる。絶体絶命の危機に陥り、玄弥はモノローグで「兄貴……俺は柱になって兄貴に認められたかった。そしてあの時のことを謝りたかった」と語り始める。

 回想シーンでは、幼少期の実弥、玄弥のほか、母、妹、弟たちが登場。とある夜、帰りの遅い母を探しに行った実弥を待つ玄弥たちだったが、そこに獣のようなものが戸を破って侵入し、弟、妹たちを襲う。実弥が駆けつけ、獣を外に押し出すも、玄弥以外のきょうだいは動かなくなる。医者を呼びに出た玄弥は、包丁を手にぼうぜんと立ちすくむ血まみれの実弥を発見する。実弥の前には母が倒れており、玄弥は「なんでだよ! なんで母ちゃんを殺したんだよ!」と実弥を責めてしまう。しかし、実は不死川家を襲った獣は鬼になってしまった母で、実弥は家族を守るためにやむなく母を殺してしまった。不死川家の悲劇にツイッターでは「涙が止まらない」「つらい」といった声があがった。

 玄弥はモノローグで「最愛の母を手にかけて打ちのめされていたときに必死に守った弟から罵倒されてどんな気持ちだったろうか」「一緒に守ろうって約束したばっかりだったのに……」と語り、悲劇が起こる以前、町を歩く実弥と玄弥が語り合うシーンが描かれた。実弥が「これからは俺とお前でおふくろと弟たちを守るんだ。いいな?」と話すと、玄弥は「“これからは”じゃなくて、“これからも”だよな」と返し、実弥が満面の笑みを見せた。現在では玄弥に対し「てめえみたいなグズ。俺の弟じゃねえよ。鬼殺隊なんかやめちまえ」ときつく当たる実弥の屈託のない笑顔に「号泣」「胸に刺さる」と心動かされるファンも多かったようで、ツイッターでは「実弥の笑顔」がトレンド入りした。

 人気声優の関智一さんが実弥、岡本信彦さんが玄弥を演じており、第6話の回想シーンの幼少期も同じく2人が不死川兄弟を演じた。岡本さんはインタビューで幼少期の玄弥を演じることを「挑戦でした」といい、「幼い頃の玄弥をまさか僕が演じるとは思っていなくて、香盤表を見てびっくりしました。泣き叫ぶシーンは、かなり大変でした。泣き叫んでいると、どんどん声が太くなってしまうので、太くならないようにしなきゃと」と語っている。ツイッターでは、幼少期を熱演した関さん、岡本さんを絶賛する声も多くあがった。

 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」が国内歴代興行収入1位となる約400億円を記録するなど大ヒットした。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月に放送された。

 「刀鍛冶の里編」は、前作「遊郭編」から続くストーリーで、刀鍛冶が集まる刀鍛冶の里での物語が描かれる。第7話「極悪人」が、フジテレビ系で5月21日午後11時15分に放送される。

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