あんぱん:2025年度前期の朝ドラ ヒロイン役はオーディションで 脚本・中園ミホはやなせたかしさんと「文通」の過去

2025年度前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」の脚本家・中園ミホさん =NHK提供
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2025年度前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」の脚本家・中園ミホさん =NHK提供

 NHKは10月20日、2025年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」を制作することを発表した。ドラマは、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、小松暢さん(1918~93年)夫婦をモデルにした物語となる。脚本は、2014年度前期の朝ドラ「花子とアン」や、2018年の大河ドラマ「西郷(せご)どん」、テレビ朝日系の人気ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどで知られる中園ミホさんで、「アンパンマンが誕生するずっと前、小学生の私は、やなせさんと文通をしていました」と明かしている。

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 ドラマでは、まだ何者でもなかったやなせさんと小松暢さんが、あらゆる荒波を乗り越え、アンパンマンにたどり着くまでの、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」を描く。暢さんをモデルにしたヒロイン役はオーディションで決定するという。

 中園さんはやなせさんとの思い出として「『愛する歌』という詩集に感動して手紙を送ったところ、すぐにお返事をくださったのです。何度かお目にかかったこともあります。やなせさんはいつもやさしい笑顔を浮かべ、『元気ですか?  お腹はすいていませんか?』と声をかけてくれました」と告白。「戦後80年目にあたる2025年、連続テレビ小説で、のぶと嵩(たかし)のお話を書かせていただけることに、今、私は幼い頃のように胸を高鳴らせています」と語っている。

 朝ドラは、趣里さん主演の「ブギウギ」が放送中で、2024年度前期は伊藤沙莉さん主演の「虎に翼」、2024年度後期は橋本環奈さん主演の「おむすび」を放送する。

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