ポツンと一軒家:マイタケ栽培に情熱を注ぐ71歳男性 ダム湖に沈んだ郷里、亡き妻への思いを胸に

11月12日放送の「ポツンと一軒家」の一場面=ABCテレビ提供
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11月12日放送の「ポツンと一軒家」の一場面=ABCテレビ提供

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。11月12日の放送では、秋田県でマイタケ栽培に情熱を注ぐ71歳の男性が登場する。

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 捜索隊が向かったのは、秋田県北部のダム湖の橋。 橋を渡るとかつてスキー場があった山へと道は続く。しばらくすると道沿いに大きな三階建ての建物が見えてきた。出迎えたのは元大工の男性。豪快に笑う明るい男性は「今ね、栽培をやっているんだよ。まず行ってみるかい?」と栽培中のマイタケを見せてくれることに。

 「栽培歴は2年だけど、マイタケに『がんばれよ』って毎日声をかけているんですよ」とほほ笑む。 男性が一人で暮らす一軒家は、かつてはダム工事やスキー場工事に従事する人たちが宿泊する⺠宿だった。実家は生まれ育った集落ごとダム湖に沈み、スキー場建設の区画整理のために残っていた土地も手放したという男性。ほとんどの住⺠は近隣の集落へ移住したというが、「父と一緒にこの山の土地を購入したんです。だって最高だもん。自然が豊かで野草もあるし、川魚もいるしね」と笑顔を絶やさない。

 38歳の頃に3階建て、7部屋ある民宿を建てた。しかし、民宿を一緒に切り盛りしていた最愛の妻は2009年に48歳という若さで亡くなり、⺠宿も廃業した。「妻がいないと、食事も作れないし、⺠宿はやっていけない」。それほど妻の存在は大きかった。

 その2年後、東日本大震災が発生すると、被災地を訪れ復興支援のために大工の技術を惜しみなく注ぎ、3年前にこの地に戻ってきた。郷土への愛情と亡き妻への感謝の気持ちは今、マイタケ栽培に注がれている。

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