わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)の第9週「カカシみたいなワテ」(第41~45回)が11月27日~12月1日に放送された。同週の放送をSNSで盛り上がったコメントなどで振り返る。
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「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などの名曲を歌った戦後の大スター・笠置シヅ子(1914~85年)が主人公のモデルとなる。激動の時代、ひたむきに歌と踊りに向き合い続けた歌手の波瀾(はらん)万丈の物語。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描く。
第41回は、スズ子(趣里さん)と梅吉(柳葉敏郎さん)が東京で一緒に暮らし始めて1年、梅吉は酒を飲むだけの毎日を過ごしていた。一方、梅丸楽劇団は変わらざるを得なくなっていた。日中戦争が始まって3年、ぜいたくを禁止する法律が施行され、楽団は警察の指導のもと、派手な演目や演出、演奏を全て取りやめることとなる。スズ子も歌い方が軽薄だと言われ、三尺四方の枠の中から動かずに歌うようにと指示されてしまう。
視聴者の間で、「三尺四方ってどれくらいの広さ?」と声が上がり、畳だと半畳、90センチ四方だと分かると、SNSでは「せっまっっ!!」「無理無理」「こんなんじゃ躍動的なスズ子の良さがまったく伝わらんよ」と話題になった。
第42回は、警察から解放されたスズ子は、三尺四方の中だけで自分の歌を表現するのは難しいと悩んでいた。警察署で自身の信念を貫く茨田りつ子(菊地凛子さん)の姿を目撃し、これから先自分はどうしていけばいいのだろうと、辛島部長(安井順平さん)に相談する。
そんな折、華やかな装いで街を歩いていたりつ子に、大日本国防婦人会の女性たちが詰め寄り、「そんな姿で前線の皇軍将兵の皆さんに顔向けできますか?」と苦言を呈する。りつ子は「これは私の戦闘服です。丸腰では戦えません。それは私に死ねって言うのと同じです」と返した。また、スズ子のステージを見ていたりつ子は、終演後に楽屋にやって来てスズ子に「あなた、どうしたの? ぼーっと突っ立って、カカシが歌ってるみたいだったわ」「今日のあなたはつまんないって言っているの」「つまんない歌を聞かされる客は気の毒ね。嫌ならとっとと辞めなさい」などと言い放った。
信念を貫くりつ子の姿に、SNSでは「かっこいいーー」「あのご時世に言えるりつ子さん強すぎ……」「プロ歌手しての自覚、責任、プライド、迫力などを感じました」といった声が上がった。
第43回は、弟子にしてほしいと飛び込んできた小林小夜(富田望生さん)を、下宿先が見つかるまでの間、スズ子が面倒を見ることに。梅吉といつの間にか打ち解けていた小夜。スズ子は小夜に梅吉の世話をするようにとお願いするが……。
スズ子が帰宅すると、すっかり意気投合した小夜と梅吉が、酒を飲んでどんちゃん騒ぎをしていた。小夜は福島県会津地方の民謡「会津磐梯山」を歌い、張りのある伸びやかな歌声を披露。梅吉もノリノリで手拍子し、合いの手を入れていた。小夜が梅吉のことを「お父ちゃん」と呼ぶと、スズ子は「あんたの父ちゃんちゃう!」と声を荒らげ激怒。「出てって!」と小夜を追い出した。
富田さんの見事な歌声に、SNSでは「富田望生さん生歌!? 素晴らしい張りのある美声」「歌がとってもうまくてビックリした!」といった声が上がった。また、梅吉の懐にスッと入り込んだ小夜の姿に、「ある意味魔性の女……?」「恐ろしい……」などの声が相次いだ。
第44回は、小夜のことで大げんかをしたスズ子と梅吉は、お互いに口もきかないようになっていた。なんとか間を取り持とうとする下宿屋の主人、チズ(ふせえりさん)だったが……。一方、梅丸楽劇団では、人数が減り続ける楽団をなんとかしようと羽鳥善一(草なぎ剛さん)が編曲に追われていた。しかし、そろそろ梅丸から手を引くべきではないかと言われてしまう。
客足も減り、空席が目立つようになってきた楽団の行く末を心配するスズ子が、羽鳥に「梅丸はどうなってしまう……」と聞こうとすると、その言葉を遮るように羽鳥が「ラッパと娘」をピアノで演奏し始める。羽鳥は、スズ子に「何をしているんだい? 歌うんだよ。トゥリー・トゥ・ワン・ゼロ!」と呼びかけ、「ラッパと娘」を弾き始めると、スズ子は抑えていた感情を爆発させ、三尺四方から飛び出して、楽しそうに歌い踊った。
SNSでは「観客の前では披露できない本来の『ラッパと娘』のパフォーマンスを羽鳥先生とスズ子の2人きりで。息をのむような場面だった」「やっぱりステージいっぱいに踊りながら歌うのが、スズ子に合っている。ステキなセッションだったな」といった声が上がった。
第45回は、楽団が解散して数週間、スズ子は何をするでもなく日がな一日を過ごしていた。そんな時、大阪に戻ってこないかと誘われる。しかし、大阪でもかつてのように自由に歌うことはできないと聞いていたスズ子は、これからどうしたらいいのか悩む。スズ子は羽鳥に相談するが、なかなか答えは出ない。そんなスズ子に、善一は茨田りつ子のコンサートのチケットを差し出す。
公演でりつ子は「別れのブルース」を歌い上げ、警察官さえもその歌声にうっとりと聴きほれていた。りつ子のモデルは「ブルースの女王」と言われた歌手の淡谷のり子さん。菊地さんの歌声に、SNSでは「淡谷さんの声色に似てるなあ」「再現度が高い」「オーラすら感じさせる演技に拍手」といった声が上がった。
また、公演の帰り道、梅吉がおでん屋で泥酔して眠っている姿を目撃したスズ子。店主の伝蔵(坂田聡さん)に梅吉が起こしたけんかの件を謝罪すると、伝蔵は「あれは殴って当然だろ」と返答。スズ子のことを批判していた客に殴りかかったのだと説明した。
目を覚ました梅吉はスズ子と酒を飲みながら和解。ツヤ(水川あさみさん)の思い出話を始め、「(ツヤは)お前の歌、好きやった。聴いてる思うで。お前の歌、聴かせたやれ」と背中を押す。スズ子は泣きながら「ワテ、歌うわ」と、自身の楽団を結成することを決意した。SNSでは「お父ちゃん見直したよ」「スズ子の見えない場所で娘を守ろうとしてた梅吉」「よかった~仲直りできて」といった声が上がった。
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