終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
最終幕 隠蔽を許さない…遺品整理人、最後の戦い
12月22日(月)放送分
趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)の第63回が12月27日に放送された。週タイトル「今がいっちゃん幸せや」(12月25~28日)が、スズ子(趣里さん)のせりふによって回収された直後に衝撃の展開が描かれ、視聴者が注目した。
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第63回では、トミ(小雪さん)の許しが出て、山下(近藤芳正さん)が正式に楽団のマネジャーとして加わることになった。スズ子は、日本各地を慰問でまわり、東京に戻ると愛助(水上恒司さん)の看病を続けるという忙しい日々を過ごす。やがて、愛助も回復し、2人はささやかながらも幸せな生活を送っていた。
スズ子は、何もしてあげられないまま母・ツヤ(水川あさみさん)を亡くし、弟・六郎(黒崎煌代さん)も目の届かない場所で死んでしまったことを悔やみ、愛助と離れることに不安を感じていた。そんなスズ子に、愛助は「スズ子さんが懸命に看病してくれへんかったら、僕はもうあかんかったかもしれへん。そやけど、スズ子さんのおかげで乗り切れたんや。大丈夫」と語りかけ、スズ子とおでこを合わせた。するとスズ子は、涙を流しながら「愛助さん。ワテ、今までの人生の中で、今がいっちゃん幸せや」と伝え、2人は抱きしめ合った。
その後、京都に慰問公演に訪れたスズ子は、公演の直前に東京が大空襲にあったことを知る。スズ子を気遣った山下が「今回の公演、延期にさせてください」と主催者に申し出るが、スズ子はそれを制止。「お客さんタダで返すわけにはいかへん」と話し、公演を決行した。
無事に公演を終えたスズ子は急いで東京に戻るが、そこで目の当たりにしたのは、焼け野原になり、がれきに埋もれた東京の街並みだった。想像を絶する光景に、スズ子は思わず「何や、これ……」とつぶやき、第63回は幕を閉じた。
幸せそうなスズ子と愛助の日々を描いた直後の急展開に、SNSでは「週タイトル回収シーンが好きすぎる。ラストシーンとの落差よ」「週タイトルが水曜日にもう回収されて、直後に東京大空襲って容赦ないな」「愛助は大丈夫?」「下宿のおばさんたちが心配」「おでん屋のおっちゃん無事やろか」といった声が上がった。
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