米俳優アンセル・エルゴートさんが主演を務め、WOWOWとハリウッドが共同制作したオリジナルドラマ「TOKYO VICE」のSeason2が4月6日からWOWOWで放送・配信されることが明らかになった。米国では2月8日からMax（旧HBO Max）で配信スタートすることも決まった。また、世界同時公開となる特報映像と日本限定のキービジュアルも公開された。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　「TOKYO VICE」は、東京を舞台に、大手新聞社に就職した米国人記者が、警察担当として裏社会に接しスキャンダルをつかんでいく姿を描く物語。主人公のジェイクを映画「ウエスト・サイド・ストーリー」（2021年）で主演に抜てきされたエルゴートさんが演じ、渡辺謙さん演じる刑事の片桐に忠告されながらも、危険な闇社会に切り込んでいく。

　シーズン2では、ジェイクは東京の裏社会により深く入り込んでいき、自分自身や身近な人々の命が危機にさらされていることに気づいて……と展開する。渡辺さんのほか、男社会を渡り歩く女性記者の詠美（菊地凛子さん）、自立心の強いホステスのサマンサ（レイチェル・ケラーさん）、風俗街で暗躍する刑事の宮本（伊藤英明さん）、ジェイクと意気投合する若きヤクザのリーダー、佐藤（笠松将さん）、謎めいたカリスマホストのアキラ（山下智久さん）、戸澤組組⻑の愛人、美咲（伊藤歩さん）ら前作のキャスト陣も続投する。

　また新たに、窪塚洋介さん、真矢ミキさん、玄理さんがシーズン2に加わる。窪塚さんは佐藤の兄貴分となるヤクザの葉山、真矢さんは片桐の相棒となる警視の⻑田、玄理さんはサマンサが昔務めていたクラブのママ、エリカをそれぞれ演じる。

　WOWOWのYouTube公式チャンネルで公開された特報映像では、怒りをあらわにするジェイクや何者かに命を狙われる片桐、病院のベッドに横たわる佐藤をはじめ、キャスト陣の緊迫感あふれる姿が映し出されている。

　菊地さんは「Season1に引き続き、自分が子供の頃に憧れていた1990年代の世界へまた戻ってくることができました。細かい部分まで当時を再現した明調新聞社のセットに入ると、自然とまた詠美を演じることができた気がします。90年代の光と闇、またジェイクや詠美たち、明調新聞のチームが、闇に光を当てようと奮闘する姿、そして、Season1より更にパワーアップしたTOKYO VICEを皆さんに楽しんでご覧いただきたいです！」とアピールした。

　笠松さんは「Season1から2年がたとうとしています。放送終了後、佐藤はあの後どうなったのか、全世界からメッセージをいただきました。ようやく皆さんにお話の続きをお届けできます。お待たせしました」とコメント。

　伊藤歩さんは「闇社会に生きる愛人・美咲を演じました。Season1に引き続き、日米のスタッフ・キャストと再び再会でき、そして美咲の新たな展開を演じる事ができてとても光栄です」と語った。

　新たにシーズン2で出演する玄理さんは「2022年の10月から撮影が始まりクランクアップまで約9カ月。LAではストライキもあったりで、やっと発表が出来ることに『待ってました！！』の気持ちでいっぱいです。オーディションで勝ち取ったエリカの役はいつも私に自信を与えてくれています。アメリカ現地と中継をつないだ大がかりな本読み、信じられないくらい⻑い待ち時間と膨大な数のスタッフさんたち、撮影直前まで3日に1度届く改訂台本、繁華街を封鎖しての撮影、そのどれもが最高の思い出です。こんなに自信を持って『絶対見て！』と言える作品に関われたことに心から感謝しています。絶対見て！」と呼びかけた。

　「TOKYO VICE Season2」は全10話。4月6日から毎週土曜午後9時、WOWOWプライム、WOWOW4K、WOWOWオンデマンドで放送・配信される。