WOWOW:ハリウッドと初の共同制作ドラマ 渡辺謙、菊地凛子、山下智久ら出演 制作費88億円のビッグプロジェクト

WOWOWとHBO maxの共同制作ドラマ「TOKYO VICE」の出演者=WOWOW提供
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WOWOWとHBO maxの共同制作ドラマ「TOKYO VICE」の出演者=WOWOW提供

 WOWOWが米動画配信サービスのHBO maxとオリジナルドラマ「TOKYO VICE」を共同制作することが9月16日、分かった。WOWOWがハリウッドとタッグを組んでドラマを制作するのは初めて。総制作費88億円、東京を舞台に繰り広げられるドラマシリーズで、警察担当の新米記者として赴任した主人公が特ダネを求めて危険な裏社会へと踏み込んでいく姿を描く。

 「ヒート」「コラテラル」などのマイケル・マン監督がエグゼクティブ・プロデューサーとして参加し、第1話の監督も手がける。マン監督は「私たちは90年代終わりの大都会東京の本当の姿を浮き彫りにした作品を作りたいと思っている」と思いを明かしている。

 主人公のジェイクを、スティーブン・スピルバーグ監督の「ウエスト・サイド・ストーリー」(2021年)で主演に抜てきされたハリウッド次世代スター、アンセル・エルゴートが演じる。また、渡辺謙さんが敏腕刑事・片桐役、菊地凛子さんがジェイクの先輩記者・丸山詠美役を務める。

 さらに、伊藤英明さんが自らの立場を利用して暗躍する刑事・宮本、笠松将さんがヤクザ組織「千原会」の一員・佐藤、山下智久さんが人気ナンバーワンのカリスマホスト・アキラに扮(ふん)する。そのほか菅田俊さん、谷田歩さん、萩原聖人さん、豊原功補さん、伊藤歩さん、渡辺真起子さん、板谷由夏さん、松田美由紀さんも出演する。

 「TOKYO VICE」は2022年春にWOWOWで放送・配信される。

 ◇渡辺謙さん

 NYで「王様と私」の2回目の公演をしていた2016年の時のこと、演出のバートに、脚本家のJTを紹介された。東京を舞台にした面白い話がある、それをシリーズのドラマにしたいというのだ。題材はアメリカ人が日本の新聞記者になり、1990年代のヤクザの裏社会を暴いていくとのこと。どこまで本気なのかと少々いぶかしんでいた。だが、JTのこの作品にかける情熱はどんどん膨らみ、僕が所属しているエージェントも協力してくれることになる。

 いよいよ企画が動き出し、最初の脚本を読んだ。それぞれの役がエネルギッシュで、日本語と英語が行き交いスピード感たっぷりだ。そしてなんと1話はあの、マイケル・マンが撮るという。撮影序盤でコロナがまん延し、半年の順延という危機も何とか乗り越え、8話を撮り終えた。今まで見たことのない日本の姿をぜひお楽しみください。

 ◇菊地凛子さん

 女性の環境、地位が今よりも更に不平等だった90年代。男性社会の典型と言っても過言ではない新聞社で、女性として、そして彼女自身のアイデンティティーに葛藤しながらも、真実を突き止めるために真摯(しんし)に立ち向かうジャーナリストを演じています。

 マイケル・マン監督との出会いはとてもドラマチックであり、とても冒険的でした。マイケル監督、そして全てのクリエイターたちとのこのすてきな旅路を私は忘れることができません。多くの皆さまにご覧いただけたらと思います。

 ◇伊藤英明さん

 文字通り、夢のような時間でした。このコロナ禍でなければ、なんて言葉は言い訳にしか過ぎないと感じられるくらい「プロフェッショナル」を勉強させていただきました。

 アメリカの作品の現場の素晴らしいところは、携わってる人間みんなが自分の役割にプライドと喜びを持ってお互いに尊敬の気持ちを持って場を作り上げているところです。これが良い作品への近道なんだと教えてもらったような気がします。

 作品は骨太のように見えて、マイケル・マン監督ならではの人情の機微まで捉えた計算し尽くされた映像をぜひ楽しんでいただきたいと思います。マイケル・マン監督、ジョセフ監督、HIKARI監督、アラン監督をはじめとする素晴らしいスタッフの方々、アンセル、渡辺謙さん、この作品に関わる皆さんと国を超えて、文化を超えて一緒に一つの作品を作れたことを誇りに思います。この経験が一生の宝物にならないよう、これからも精進していきたいと思います。

 ◇笠松将さん

 東京に来てからの僕は、真っ暗な道をゴールを知らないで、フルマラソンをしているような生活でした。その道の途中、いろんな人たちに助けられながら今も走り続けています。この道であっているのか迷っていた時、マイケル・マン監督が横に並走してきて、「ここからだぞ」とまた背中を押されました。こんな自分を応援してくれた家族、仲間とかファンの皆様、心からありがとうございます。TOKYO VICE、ぜひお楽しみに。

 ◇山下智久さん

 今までにない経験を今までにない役柄で、体験させていただいたような気がしております。正直とても、クセのある役柄ですが、彼がどうしてそういう人間になってしまったのかを自分なりに探究して、挑みました。そして何より、作品の一部になれるよう努めました。このような素晴らしい作品に携わることができて、更に夢が大きくなりました。完成が楽しみです。

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