光る君へ:紫式部と“やりあった”清少納言 ファーストサマーウイカは優しさ足らず反省? 初日の監督の言葉「すごく衝撃」

NHK大河ドラマ「光る君へ」第6回の一場面 ききょう(清少納言)を演じるファーストサマーウイカさん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」第6回の一場面 ききょう(清少納言)を演じるファーストサマーウイカさん (C)NHK

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第6回「二人の才女」が、2月11日に放送され、ききょう(清少納言ファーストサマーウイカさん)とまひろ(紫式部、吉高さん)の若き日の出会いが描かれた。同回では、まひろと早くも“やりあった”ききょうだが、役を演じるファーストサマーウイカさんは「初日で監督からかなり『もっと優しめに』と言われて、『あ、私こんな優しさの足りない人間だったんだ』と思って(笑い)、そこはすごく衝撃を受けました」と明かしている。

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 第6回では、まひろは、道長(柄本佑さん)と距離を取るため、そのライバルの左大臣家で間者を続けることを決断するが、そんな中、宮中で勢いを増す義懐(高橋光臣さん)一派に対抗するため、道長の兄・道隆(井浦新さん)は、若い貴族たちを招いて漢詩の会を催すことに。

 道長が会に来ないことを分かった上で、参加を申し出たまひろ。そこに、歌人である父・清原元輔(大森博史さん)に連れられ、やってきたのがききょうだった。ききょうが「はあ~胸が高鳴りますわ。大いに楽しみましょうね、まひろ様」と明るく話しかけると、ナレーションで「千年の時を超え、今も読み継がれる文学を残した、紫式部と清少納言の若き日の出会いであった」と紹介された。

 また漢詩の会の終盤では、そんな2人が公任(町田啓太さん)が披露した漢詩をめぐって“やりあう”形に。まひろが「唐の白楽天のような詠いぶりでございました」と口にすると、すかさずききょうが「わたくしはそうは思いません」と切り出し、「むしろ、白楽天の無二の親友だった元微之のような闊達な詠いぶりでした。そうじゃございません」と“反論”してみせた。

 ドラマの公式サイトのコンテンツ「君かたり」で公開された動画コメントで、ファーストサマーウイカさんは、ききょうについて「やっぱりまひろ、紫式部と対比して見られることが多いですけど、2人して共通しているのは、すごく聡明な、そして知識のある博識な2人というところ」と話している。

 また「まひろ自体はまだ幼くて、たぶん少し年齢差があるんですけど、本当、思った以上に幼いし、おとなしいなという印象があった」といい、「主張がないような、圧みたいなものが全然なくて、ちょっと子犬というか、周りに対して空気を読むというか、探るというふうに私は感じたので、ちょっとだからそこを優位にいくような『ふふん♪』みたいな気持ちがあった」とも明かす。

 その一方で「初日で監督からかなり『もっと優しめに』と言われて、『あ、私こんな優しさの足りない人間だったんだ』と思って(笑い)、そこはすごく衝撃を受けました。優しさを持って、いじわるにならないように演じていたつもりだったんですけど、非常に冷たく鋭く眼力強く見えてたみたいだったので。なんか『優しさが足りない』とずっと言われました」とも告白。

 改めて「相手が、そういう探っているような状態の人に強いものをあてすぎるとそう見えないというか。それもきっとバランスもあったりあするかもしれないし、シンプルに私が初日ということで、目が鋭かったのかどっちかですね(笑い)、ちょっと力(りき)が入りすぎて、ちょっと優しさが足りていなかったのかもしれないと反省しました(笑い)」と撮影を振り返った。

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