水曜日のダウンタウン
電気イスゲームトーナメント 1回戦第2試合 ほか
11月20日(水)放送分
2023年12月の「M-1グランプリ」で優勝したお笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるまさんが、元ラグビー日本代表で解説者の大西将太郎さんとともにWOWOWのラグビー番組に出演することが3月7日、分かった。髙比良さんは中学、高校時代はラグビー部に所属し、2022年2月に配信されたWOWOWのラグビー番組「ザ・ラグちゃん」にも出演した。
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今回、放送・配信されるのは、高比良さんと大西さんの“爆笑”ラグビー対談。このほど収録が行われ、3月9、10日のラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」第4節のハーフタイムに放送・配信されるほか、ロングバージョンが近日中に配信される予定。
大西将太郎さん M-1グランプリ優勝、おめでとうございます! ラグビーファミリーとして優勝をお祝いするために対談の機会を設けさせていただきました。
高比良くるまさん もらったことないぐらい立派な花束!さすが「ザ・ラグちゃん」! ありがとうございます。あれから2年ぶりぐらいですね。
大西さん ラグビー経験者では中川家さん、ブラックマヨネーズ小杉さん、サンドウィッチマンさん以来のM-1王者となりました。
高比良さん ラグビー経験者の方、意外に多いんですよね。
大西さん くるまさんとWOWOWの関係性を説明しておくと、2022年2月4日配信のラグビー番組「ザ・ラグちゃん」に出演していただき、そこで僕もご一緒しました。
高比良さん そこなんですよ。僕のお笑い人生は「ザ・ラグちゃん」から始まったと言っても過言ではないんです(笑い)。これ、マジですよ。
大西さん 急きょ欠席した後輩芸人、しんやさんの代打でしたね。今や、代打から4番バッターになって。
高比良さん いやいや(笑い)。
大西さん くるまさんの第一印象はラグビー芸人という感じではなかったので、あの時実は「うまく絡めるかな」と緊張していたんです。でも、本番が始まった瞬間のあいさつが、ジャージー姿で「中2のウイング(WTB)です」。あれで心をつかまれました。
高比良さん よく覚えていますね。懐かしい。中高6年間ラグビーをやっていて、菅平でみんなが買うダボダボのユニホーム(ラグビージャージー)を取っておいて、それを着て出ました。
大西さん 「ザ・ラグちゃん」MCの「和牛」の川西賢志郎さんとはあの時からお話しするようになったんですか?
高比良さん はい。それまでは劇場とかでお会いするといつもネタ合わせなどをしていらっしゃって、ちょっとだけ近寄りがたい空気、オーラがあったんです。でも、「ザ・ラグちゃん」以降は劇場でお会いすると「ああ、よろしくな」と僕に言ってくださるようになって、周りが「お前、川西さんと何かあったの?」みたいに言われて。劇場の中で一目置かれるようになりました。全部「ザ・ラグちゃん」効果です(笑い)。今日もこうして大西さんとお会いできているわけですから、本当に重要なお仕事でした。
大西さん ラグビーがつながりを生むわけですね。
高比良さん ラグビー関係の方って「ラグビーやっていたんだね」という感じで応援してくださるじゃないですか。こういうふうに(ラグビーとの縁を)発信させてもらっているおかげで、他の現場でも「実は僕もラグビー経験者なんです」と言われたりして、そこからまた輪が広がっていくんですよ。
大西さん 人と人をつなぐラグビーですが、漫才とラグビーも何かしら関係性があるのでしょうか?
高比良さん はい。これ、うそじゃなくて、僕がラグビー部で当時使っていた戦法でそのまま優勝できたんです。僕らは芸歴6年目でM-1決勝では最年少でしたから、下克上するためにはどうしようか、と(考える必要があった)。自分たちのベストを出しても勝てないわけです。だから、もしこういう展開になったらこのネタをやろうとか、お客さんがすごく笑ってくれたらこのネタを、笑ってくれなかったらこのネタをやろう、といったことを用意していたんです。
僕が通っていた本郷中学・高校はスポーツ推薦のない学校で、花園(全国高校ラグビー大会)を目指せるレベルの学校の中では一番体がちっちゃくて弱かったんですよ。なのでいろいろなサインを考えたり、高くではなく低くタックルしたり、といったことをやっていました。M-1でもそれをそのまま応用してやったので、言ってみれば「花園、行けた!」「今、やっと俺のラグビー生活が報われた!」みたいな気持ちなんです。
大西さん 準備することの大切さをラグビーで学んだと。
高比良さん 本当にそうです。すべては工夫ですね。もうすべてはラグビーです(笑い)。
大西さん M-1は名だたる先輩方が審査員として見ているわけですが、たぶん僕なら緊張してしまって、無理です。でもくるまさんはとても落ち着いて漫才していたなと思ったのですが。
高比良さん ラグビーの試合と漫才、どっちが緊張するかといったらやっぱりラグビーです。そういう試合を乗り越えてきたから(優勝できた)、というのはありますね。ケガした先輩の代わりに予選に出て、「ここで負けたら先輩の花園がついえる」とか、それに比べれば全然大丈夫なんですよ。あれほどの緊張感ではないですからね。そういう時に限って飛んでくるキックオフのパントに比べれば、もう全然。「なんで今、俺のところに来るの?」って。あんなに怖いものないですよ(笑い)。
大西さん そこでもラグビーが生きたわけですね。
高比良さん 「弱い方がどうやって勝つか」という思考ですよね。最初はサインとかプレーとか自分たちがデザインしたものを用意して試合に臨みますけど、向こうがやってくることに対応しながら後半は修正していって、結局はその修正力で勝敗が決まるじゃないですか。レベルが高ければ高いほど。M-1のお客さんってある種、対戦相手なんですよ。笑わせなきゃいけない相手なんです。去年のM-1のお客さんは言わばめちゃくちゃディフェンシブなチームだったので、こっちも何か対抗しよう、みたいな感じで臨みました。
ーー久しぶりのWOWOW出演、そして大西さんとの対談、いかがでしたか?
大西さんの対談相手としての安定感、MC力、引き出し力。まだまだ売れますね(笑い)。すごいです、本当に。
ーー普段は番組でラグビーの話をすることはあまりないと思いますが、今日はたくさんお話ししていただきました。
そうですね。やっぱりうれしいです。何かをラグビーに例えて話してもみんなポカンなことが多いのですが、今日は思う存分言えたので気持ちよかったです。
ーーまたWOWOWの番組に出てみたいですか?
ぜひぜひ! もう、WOWOW ライブでも、シネマでも、青(プライム)でも、どのチャンネルでも大丈夫です(笑い) 。何でもやらせてください!
*……WOWOWではラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」全15試合を独占生中継・ライブ配信中。「第4節」は3月9日午後11時からWOWOWライブで「イタリア vs スコットランド」、10日午前1時半からWOWOWプライムで「イングランド vs アイルランド」、 10午後11時45分からWOWOWライブで「ウェールズ vs フランス」を放送。すべてWOWOWオンデマンドでライブ配信する。
2024年11月22日 11:00時点
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