解説:「ヤマトよ永遠に REBEL3199」 特報の波動実験艦 銀河が話題 ヤマトの同型艦

「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第1章「黒の侵略」の特報第2弾の一場面(c)西崎義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
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「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第1章「黒の侵略」の特報第2弾の一場面(c)西崎義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会

 人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第1章「黒の侵略」の特報第2弾がYouTubeで公開され、波動実験艦 銀河が登場したことが、ファンの間で話題になっている。銀河は、リメークシリーズの「宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち」で初登場したヤマトの同型艦。「3199」ではどんな活躍を見せるのだろうか? そもそも銀河とは……。

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 ◇デザインはネオゴシック

 銀河は、次世代航宙艦艇開発の研究のために、ヤマトの波動システムを含む本体をコピーした同型艦。地球帰還後に役目を終えたコスモリバースシステムをヤマトから移設し、その能力の研究と利用に特化した。効率を重視し、次世代の指揮AIを搭載しているのが特徴で、初代艦長は藤堂早紀。

 銀河は「2202」の副監督の小林誠さんがデザインをまとめ、メカニカルデザインの玉盛順一朗さんが「2202」の世界観に合わせて“整理”したという。観測ドームというドーム状の窓が特徴で、ヤマトのようでヤマトではない形状が印象的だ。

 玉盛さんに「2202」のヤマトや銀河のデザインについてインタビューした際に「ヤマトの量産型ではないし、戦うのではなく実験艦です。多くの戦艦は19世紀や20世紀初頭に設計されたもの。産業革命の後でネオゴシックの時代、エッフェル塔のようなクラシカルな雰囲気を取り入れることができるのはないのか?と考え、観測ドームのテイストを取り入れ、チャレンジしてみました」と説明していた。

 ◇砲熕兵器が使用できない!

 「3199」で銀河は、波動実験艦銀河は月の復興作業での役割を終え、旧土星軌道の<歎きの海>で土星修復作業にあたっている。土星沖の海域は、ガトランティスの反物質を利用した大型ミサイルと、地球側の波動砲の応酬、相転移次元跳躍によって現れた白色彗星によって甚大な被害を受けたという。

 銀河は、一切の砲熕兵器が使用できない状態にある。コスモリバースシステムが艦の制御システムにまで影響をおよぼし、火器管制システムを停止させているという。

 「2202」の波動砲発射口の封鎖パーツには漢字で「銀河」と書かれていたが、「3199」の特報を見ると、「GINGA BBY-03」と書かれていることが分かる。そのほかのデザインの変更点も気になるところだ。

 砲熕兵器が使用できない状態ではあるが、特報に登場するということは何かしらの活躍はするはずだが……。

 「3199」は、作家の福井晴敏さんが総監督を務め、シリーズ構成、脚本も担当する。全7章で、第1章「黒の侵略」が7月19日から上映される。

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