良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
杉咲花さん主演のカンテレ・フジテレビ系“月10”ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(月曜午後10時)で、看護師長の津幡玲子を演じている吉瀬美智子さん。津幡は、事故による後遺症で記憶障害がある脳外科医のミヤビ(杉咲さん)を不安視し、手術はもちろん、患者を診察することすら反対している“厳しい人”だ。4月29日に放送される第3話では、津幡が病院内のいかなるリスクもミスも許さない“安全の鬼”と化した理由が描かれる。吉瀬さんが演じている津幡について、また撮影秘話などを語った。
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原作は、マンガ誌「モーニング」(講談社)で2020年から連載中のマンガ「アンメット-ある脳外科医の日記-」。元脳外科医の子鹿ゆずるさんが原作、大槻閑人さんがマンガを手がけている。脚本は「クロサギ」(2006年ほか、TBS系)、2015年前期のNHK連続テレビ小説「まれ」などを手がけた篠崎絵里子さんが担当している。
吉瀬さんは、ミヤビに対して冷たい態度をとる津幡を演じるにあたり、前髪をビシッと固め、つり上がった眉毛とキリっとしたメークで、冷徹なオーラを演出。SNSでは「吉瀬さんって途中まで気が付かなかった」「オールバックの吉瀬美智子がかっこいい」などの声が上がった。そんな津幡は、第3話ではプライベートでミヤビと交流するなど、意外な一面も明らかになる。
吉瀬さんのコメント全文は以下の通り。
――これまでの放送で、周囲の反応や反響はいかがですか?
俳優仲間からは、「見入ってしまった」「あっという間だった」「脳外科の現場の厳しさに説得力があった」などと感想をもらい、友人からは「厳しい看護師長が似合ってたね」とも言われました。原作があるので、まずはその見た目を意識しながら、自分の知り合いの方を参考にしたりしています。なにせ“安全の鬼”なので、すごく姿勢もよくて(笑い)、普段の自分とは違うので、気づくと肩に力が入っていることもあります。
――津幡に共感できるところは?
真面目というか、グレーがなくて白黒はっきりしている部分は共感できます。目の前のことに前のめりになってしまうところも近いかなと思います。私もせりふが飛んで怖くなることがあるので、常に緊張と闘っている部分は同じかもしれないですね。
――吉瀬さんが思う「アンメット」の魅力を教えてください。
キャスト、映像、音楽、すべてが豪華なので、まるで1本の映画を見ているような気分になれますし、その世界観に引き込まれてしまうと思います。医療はもちろん、ミヤビと三瓶(若葉竜也さん)の関係、そしてミヤビの記憶障害の謎もあり、誰もが悩みを抱えながらも前向きに成長していくところに注目してください。
――撮影現場でのエピソードを教えてください。
犬を飼っているキャストが多いので、犬の話で盛り上がりました。あと、杉咲さんとは今回が初めての共演なのですが、彼女は役で患者さんに寄り添うのと同じように私にも寄り添って話を聞いてくれて、一緒のシーンでは「これ、やりにくくないですか?」などと気遣ってくださいました。撮影後には、花ちゃんからメッセージが届いて、「え、これはミヤビちゃんからなの? 花ちゃんからなの?」っていうくらい、役のままのような温かい内容で、「なんていい人なんだ」と感激しました。役の上でもミヤビの人間性が素晴らしく、津幡も彼女から学んで変わっていきます。私自身も、花ちゃんとミヤビちゃんに、すごく信頼を寄せています。
――撮影を乗り切るためのリラックス方法はありますか?
好きな香りを楽しむ、好きな音楽を聴く、楽しくお酒を飲む!
――3話の見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします!
ここまでの津幡は怖い人という印象ですが、3話では、それ以外の顔や成長も見られ、少しずつ人間らしさが出てくると思います。「こういう理由があったから、厳しくなったのね」ということも分かります。そして、ミヤビの記憶障害にも新たな展開が! チーム一丸となって、みんなで乗り越える回になっていると思うので、楽しみにしていてください。
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