俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第19回「放たれた矢」が、5月12日に放送され、終盤には本郷奏多さん演じる花山院が再登場した。
ウナギノボリ
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第19回では、道長(柄本佑さん)が右大臣に任命され公卿の頂点に。これを境に、先を越された伊周(三浦翔平さん)との軋れきが高まっていく。一方でまひろ(吉高さん)は、ききょう(ファーストサマーウイカさん)のはからいで内裏の登華殿を訪ねることに。定子(高畑充希さん)との初対面に緊張する中、一条天皇(塩野瑛久さん)も現れ……と展開した。
終盤、伊周は妾(しょう)である光子(竹内夢さん)の屋敷を訪ねるも、その前には見事なしつらえの牛車が。これを光子の“別の男のもの”と勘違いした伊周は「まさかあいつに裏切られるとは」とショックを受ける。
そこで隆家(竜星涼さん)は、相手の男が誰か確かめようと強引に伊周を連れ出し、光子の屋敷へ。伊周と隆家の前で門が開き、男が出てくると、隆家は伊周の「よせ」との忠告も聞かず、矢を放ってしまう。
屋敷の前では矢に驚いた男が尻もちをつき、ちょっとした騒動に。隆家は「脅しただけだ。当ててはおらぬ」と笑みを浮かべ、伊周は相手の男が誰かを知ろうとするが、光子の兄・斉信(金田哲さん)が「院! いかがされました、院! お気を確かに、院!」と慌てて近づく様子に、隆家が矢を向けた相手が花山院だと認識。伊周の顔色が変わり、ナレーションでは「長徳の変の始まりである」と語られたところで同回は終了した。
SNSでは「突然の花山院」「久しぶり! 花山院さま!」「いや花山院さんなにやってはるの(笑)」「花山院笑笑」などと視聴者は反応。「花山院さまカムバーック最高だな」「久しぶりの花山院最高」「花山院は坊主になっても、花山院だった」「花山院のあのビビり顔もずるい! お気の毒なのに笑っちゃうw」「この登場でクスっとしてしまったのは本郷奏多の持ち味なのだろう。稀有の存在感だと思う」といった感想も書き込まれた。
「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。
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