吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」。5月に新作テレビアニメ「柱稽古編」が放送をスタートした。鬼殺隊最強の剣士・柱が本格的に登場し、話題になっている。5月19日に放送された第2話では、水柱・冨岡義勇の過去が明らかになり、主人公・竈門炭治郎との対話が描かれた。炭治郎を演じる声優の花江夏樹さんに、冨岡義勇役の櫻井孝宏さんとの収録の裏側、柱の声優陣の魅力を聞いた。
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「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために鬼殺隊へ入隊する……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。コミックスの累計発行部数は1億5000万部以上。
テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」の興行収入が国内歴代1位の記録となった。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月、「刀鍛冶の里編」が2023年4~6月に放送された。新作テレビアニメ「柱稽古編」が、フジテレビ系で毎週日曜午後11時15分に放送中。
「柱稽古編」では、鬼の始祖・鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)との戦いに備えた柱稽古が描かれる。柱が集結するのは、「竈門炭治郎 立志編」の柱合会議以来で、冨岡義勇役の櫻井さん、宇髄天元役の小西克幸さん、時透無一郎役の河西健吾さん、胡蝶しのぶ役の早見沙織さん、甘露寺蜜璃役の花澤香菜さん、伊黒小芭内役の鈴村健一さん、不死川実弥役の関智一さん、悲鳴嶼行冥役の杉田智和さんと、豪華声優陣が柱を演じることも話題になっている。
「関さん、鈴村さん、杉田さんとの収録は、柱合会議ぶりで、その時は一緒に収録ができなかったので、すごく新鮮な感じがありましたし、『やっと一緒に掛け合いができた』といううれしい気持ちもありました。関さんも初めて一緒に録(と)れて『やっと鬼滅の刃に参加していると実感が湧いた』とおっしゃっていました。『柱稽古編』は基本的にはみんなで収録できたので、すごく良かったです」
柱の声優陣との掛け合いで、すごさも感じたという。
「皆さん先輩なので、すごく技術もありますし、声の魅力がそれぞれあるので、それを隣で感じながら収録できる喜びがありました。自分も『こういうふうになりたい』と、炭治郎が柱たちに感じているような感覚で収録できて、すごくやりやすかったです」
「柱稽古編」は、柱による鬼殺隊全体の修業にスポットが当たるストーリーだ。炭治郎を演じる上で変化はあったのだろうか。
「基本的に良い意味で炭治郎は変わらないので、今まで通り、彼の真っすぐさであったり、素直さ、優しさをしっかり持つようにしていました。『柱稽古編』は、これまでのシリーズと比べて、少しコメディーな部分もあるので、そこでよりメリハリがつけられればいいなと思っていて、原作を読んでいて面白いなと思っていたシーンをどういうふうに表現していこうかな?と。シリアスなシーンは、大体の方向性や何となくのイメージは決まっているんですけど、コメディー部分は言い方や掛け合い次第でまた違ってくるので、どんなパターンでいこうかな?と結構考えましたね」
第2話では、柱稽古に参加しないと言う義勇を炭治郎が説得しようと、しつこいほどにつきまとう姿がコミカルなシーンも交えつつ描かれた。花江さんは「炭治郎らしいところが出ているシーンですよね。可愛いなと思いました。どこかズレている感じ、義勇とかみ合っていない感じが面白いなと」と振り返る。
義勇は、「竈門炭治郎 立志編」第1話に登場し、炭治郎を鬼殺隊の道へ導いた。鬼に変異してしまった禰豆子を連れていることをかばってくれた恩人でもある。第2話では、義勇が自身の過去を炭治郎に打ち明け、二人が久々に対話をすることになった。花江さんは、第2話の収録を楽しみにしていたという。
「(義勇役の)櫻井さんとアフレコするのも久々だったので、炭治郎が久々に義勇に会ったみたいな、そんな感覚に近いものがありました。僕自身、デビューした当時から櫻井さんにお世話になっていて、アフレコをご一緒して『こういう表現がすごいな。自分もやりたいな』と、櫻井さんから学んだ部分がたくさんあるんです。そういうふうに関係性的に通ずる部分があったので、すごくすっと演じられてやりやすかったです。義勇がなぜ今そうなっているのか、それを炭治郎がどう崩していくか?みたいな面白さもあり、切なさもあるような、すごく良いシーンだなと思います」
花江さんは「柱稽古編」について「義勇だけじゃなく、より柱たちが好きになるんじゃないかなと思います」と見どころを語る。最強の剣士たちの知られざる魅力を感じられるはずだ。
※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記となる。※鬼舞辻無惨の「辻」は点一つのしんにょうが正しい表記となる。
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