MBSの「ドラマ特区」(木曜深夜0時59分)枠で放送中の連続ドラマ「過保護な若旦那様の甘やかし婚」。ヒロイン・鶴岡依音(つるおか・いお)役で出演する俳優の井頭愛海さんにとって、今作が恋愛ドラマ初挑戦となる。「新しいことにチャレンジできるのはうれしかった」と話す井頭さんに、恋愛ドラマ初挑戦の心境や役作り、胸キュンシーン撮影の舞台裏を聞いた。
ウナギノボリ
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ドラマは、こだちさんの同名マンガ(講談社)が原作。浅草の老舗旅館の若旦那・染谷雪斗(高野洸さん)と、板前修業中の妻・鶴岡依音(井頭さん)の甘々な新婚生活を描く。
依音役はオーディションで決まったという井頭さんは、「『なんて可愛らしい子だろう。自分が演じられたら楽しいだろうな』と思い、原作や台本を読み込んで、依音ちゃんの気持ちをしっかり考えて挑みました。決まったときはすごくうれしかったです!」と話す。
恋愛ドラマ初挑戦でヒロインを務める心境を「ラブストーリーに挑戦するのが初めてだったので不安な部分は最初ありましたが、自分にとって挑戦だなと。俳優として更に前に進むためにも、良いチャンスをいただけました!」と声を弾ませる。
依音の印象は「ピュアで一生懸命でまっすぐで、ひたむきに板前修行を頑張っている子」と語り、演じるにあたり意識したのは「根本にある心情」という。
「台本だけでなく原作も読み返したりして、依音が、どういう気持ちでそこにいるかを考えました。依音ちゃんは心の中で思っていることと口に出して言うことが裏腹なところもあるので、依音ちゃんの本心を理解して演じられるよう心掛けています」
初めての胸キュンシーンの撮影について聞くと「キュンとさせるには目線一つとっても、テクニックじゃないけど、たくさんの工程がありました」と笑う。
「自分が思っていた以上に角度や見せ方などを細かく一つずつ丁寧に作り上げていました。そういう作品を一視聴者としてステキだなと見ていましたが、こんなにもこだわりがたくさんあってキュンキュンする作品ができているんだ、と。“戦い”だなって感じました。監督から“タイミング”、“間(ま)”が大事と聞いたので、どんな“タイミングが良いんだろうとか常に考えているので、自分自身がキュンキュンしている暇はないです(笑い)」。
手応えを尋ねると「キュンキュンするシーンは、とてもきれいに撮ってくださったので、自信を持ってオススメできます」とにっこり。「可愛らしくてほっこりして癒やされてキュンキュンするお話です。仕事を頑張った一日の最後に見て癒やされてキュンキュンしていただければうれしい」とアピールした。
最後に、依音は雪斗から甘やかされるが、井頭さん自身はどうか話を振ると、「甘やかされたい(笑い)。『何してもいいよ』って言ってほしい!」とほほ笑んだ。(取材・文・撮影:遠藤政樹)
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