俳優の阿部サダヲさんと芦田愛菜さんが、12月13日公開の映画「はたらく細胞」(武内英樹監督)に出演することが分かった。大ヒットドラマ「マルモのおきて」(フジテレビ系、2011年)のスペシャル第2弾「マルモのおきて スペシャル2014」以来、約10年ぶりに親子役で共演する。
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映画は、シリーズ累計発行部数1000万部を超える清水茜さんの人気マンガ(講談社)を、永野芽郁さんと佐藤健さんのダブル主演で実写化。人間の体内を舞台に、擬人化された細胞たちの日々の活躍を描く物語で、永野さんが体内の各器官に酸素を届けるため奮闘する赤血球、佐藤さんが体内に侵入した細菌やウイルスなど異物を排除する白血球を演じる。
阿部さんと芦田さんが演じるのは細胞ではなく、人間の親子。“不摂生にもほどがある父”漆崎茂、“健康優良な女子高生の娘”漆崎日胡(にこ)という親子で、そんな2人の異なる体内世界の細胞たちが働く様子を描く。
久々の共演について、阿部さんは「以前は『愛菜ちゃん』って呼んでいたのですが、いまや『芦田さん』ですね(笑い)。以前とは全然違っていて、とても大人になった感じがしました。昔から演技もおしゃべりもお上手でしたが、今回共演して、改めて感心しました。どんどんスキルが上がっている俳優なんだなと、実感しました」とコメント。
一方、芦田さんは「阿部さんと久しぶりに共演することができて、とてもうれしかったです。掛け合いのシーンでは、本当の親子のような安心感の中でお芝居をさせていただけて、すごく楽しかったです」と喜んだ。
武内監督は「10年ぶりに芦田さんと阿部さんが共演して、成熟した親子像を見られたら夢のようだ、とご一緒するのを楽しみにしていました。お2人のお芝居を演出していると、昔の関係性と今の関係性がオーバーラップして、本当の親子みたいで胸が熱くなりました」と撮影を振り返った。
▽阿部さん、芦田さん、武内監督のコメント全文
体の中の細胞たちの働きが分かりやすく描かれるので、出演して非常に勉強になりました。原作マンガは大人だけでなくお子さんにも人気があると聞いていますし、映画もご家族で楽しく観ていただける作品になると思います。
娘役の芦田愛菜さんとは久しぶりの共演で、以前は「愛菜ちゃん」って呼んでいたのですが、いまや「芦田さん」ですね(笑い)。以前とは全然違っていて、とても大人になった感じがしました。昔から演技もおしゃべりもお上手でしたが、今回共演して、改めて感心しました。どんどんスキルが上がっている俳優なんだなと、実感しました。
実は、細胞役を演じられた俳優の皆さんとは撮影でお会いすることができなかったので、どういう世界観になっているのか、完成した作品を見るのがとても楽しみです。
原作は、高校で免疫の勉強をしていた時に先生から勧められて読んだことがあり、以前から知っていました。面白くてタメになるし、すごく好きな作品だったので、参加させていただけると聞いてとてもうれしかったです。
細胞たちの特徴や擬人化のされ方などが知れば知るほど、あっ!そうだよな、なるほどな、と思うところがすごく多かったです。
阿部さんと久しぶりに共演することができて、とてもうれしかったです。掛け合いのシーンでは、本当の親子のような安心感の中でお芝居をさせていただけて、すごく楽しかったです。
原作では体内のお話だけですが、映画では体の持ち主である、漆崎親子のドラマも描くことになり、不健康な父親をコミカルに演じていただける方、ということですぐに思い浮かんだのが阿部さんでした。不健康な父を気遣うしっかり者の高校生の娘役は、かねてからこんな娘がいたらいいなと思っていた芦田さんにオファーしました。
また、10年ぶりに芦田さんと阿部さんが共演して、成熟した親子像を見られたら夢のようだと、お2人とご一緒するのを楽しみにしていました。お2人のお芝居を演出していると、昔の関係性と今の関係性がオーバーラップして、本当の親子みたいで胸が熱くなりました。
芦田さんは、等身大の女子高生らしさも、父親思いのしっかり者の日胡もリアリティをもって演じてくださり、阿部さんは、そんな娘の笑顔のために全力を尽す茂を、チャーミングに演じてくださいました。細胞たちの活躍だけでなく、漆崎親子のドラマにもご期待ください。
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