解説:「閃光のハサウェイ」 話題のROBOT魂(Ka signature) Ξガンダム 何が変わったのか?

「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」のΞガンダムのフィギュア「ROBOT魂(Ka signature) <SIDE MS>RX-105 Ξガンダム(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイVer.)」(c)創通・サンライズ
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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」のΞガンダムのフィギュア「ROBOT魂(Ka signature) <SIDE MS>RX-105 Ξガンダム(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイVer.)」(c)創通・サンライズ

 アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」に登場するΞ(クスィー)ガンダムのフィギュア「ROBOT魂(Ka signature) <SIDE MS>RX-105 Ξガンダム(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイVer.)」(バンダイスピリッツ)が発売されることが話題になっている。カトキハジメさんが監修する「ROBOT魂(Ka signature)」シリーズでΞガンダムを立体化する。Ξガンダムは、これまでも同シリーズで立体化されているが、何が変わったのだろうか?

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 ◇カラーリングを変更した理由

 「閃光のハサウェイ」は、富野由悠季さんが1989~90年に発表した小説。劇場版アニメの第1部が2021年に公開された。。Ξガンダムは、反地球連邦政府組織マフティーがアデレード会議襲撃のために準備したアナハイム・エレクトロニクス社製の第五世代MS(モビルスーツ)。頭頂高は26メートルにもおよび、腕部も標準的なMSよりも大型化している。胸部が顔のようにも見え、顔が二つある化け物のようなデザインも特徴。

 小説は、森木靖泰さんがメカデザインを手がけた。Ξガンダムは、これまでゲーム用としてデザインがリファインされ、フィギュアなどの立体化もされているが、アニメでは、森木さんのデザインをリスペクトしつつ、さらにリファインした。新商品は、アニメ版のデザインを基に立体化した。

 アニメ公開前、2016年に発売されたフィギュア「ROBOT魂(Ka signature) Ξガンダム-ミサイルポッド装備(マーキングプラスVer.)」と比較すると、カラーリングの違いに気付くはずだ。アニメ公開前のΞガンダムは、胸が青く塗られているイメージが強かったが、アニメ版では白に変更された。白にすることで、赤が目立ち、頭部と胸部に二つの顔があるようなデザインをより際立たせようとした。フィギュアはアニメ版に合わせたカラーリングになっているようだ。

 ◇ガンダムもどき!?

 頭部のデザインも変更されている。切れ長のツインカメラアイ、小サイズのフェースマスク、昆虫の触角のような4本のブレードアンテナ、大きく張り出した額の赤ブロックなどが特徴だ。

 Ξガンダムは「ガンダム」の名を冠してはいるものの異形で、劇中で「ガンダムもどき」とも呼ばれている。アニメのスタッフは「あえてガンダムっぽくしなくてもいいのでは?」と提案して、リファインしたという。頭部もガンダムのイメージとは離れたデザインとなっている。

 “怪物感”を強調したのもアニメ版のデザインの特徴だ。フィギュアもマニピュレーター(ハンドパーツ)をサイズアップすることで、“怪物感”を表現した。マニピュレーターに合わせてビーム・サーベルもサイズアップした。

 フライトフォームに変形するギミックを備えるほか、別売りのペーネロペーのフィギュア「ROBOT魂(Ka signature)<SIDE MS>ペーネロペー(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ver.)」のFF(フィックスド・フライト)ユニットを装備できるオリジナルギミックも搭載。プレーバリューの高さも魅力となっている。

 価格は3万3000円。バンダイナムコグループの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で予約を受け付けている。12月に発送予定。

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